出版社内容情報
中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師
2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは
生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、
もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!
【編集担当からのおすすめ情報】
2020年の大学受験改革(センター試験廃止・大学入試共通テスト新設)。
高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。
いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、
中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?
中学受験塾を舞台に、講師と生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを
強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、
時代の要請に応える作品です。
高瀬 志帆[タカセ シホ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
110
2巻まで。おもしろい。中学受験の塾の先生たちの物語。なぜ凡人ほど中学受験をするべきなのか。なぜ今の時代、大学受験から始めるのでは遅すぎるのか、などなど。受験勉強に時間を費やしてしまうなんてネガティブに捉えられがちだけど、スポーツとかとそんなに変わらないのかも。主人公をはじめ、登場人物もいろいろドラマを抱えているっぽいけどまだわからず。2020/05/08
Tomoichi
45
あんたずっと家におって小遣いあるやろって嫁に7巻まで大人買いさせられる。。。受験塾からみた中学受験をみた作品。子供が受験するかしないか知らんけど、面白いです。2020/04/19
たまきら
39
中学受験に娘が挑戦する、と知った読み友さんから「怖いよ~読んでごらん!」と勧められていた本におそるおそる手を伸ばしました。「母親の狂気」という冒頭の言葉にひきましたが、講師の実情を描いているお話でなかなか面白いです。ただ、こんなに人材が減少している国で、子どもを選抜している余裕はないのにな…と思ってしまう自分がいます。まあ娘が頑張ってるから支えてますが…。塾の先生に差し入れなんてしたことないなあ。2023/05/13
水渕成分@小説家になろうカクヨム
36
時折見られる黒木の行動に徹底的な合理主義はペルソナのようにも感じますね。心底の気持ちが分かる時がくるのかな。2021/11/21
ぐっち
31
会社の人に勧められて。うちの子は中学受験しなかったのですが、大変ですね…。黒木先生がなんだかんだ言いつつ、意外といい先生。今のところ狂気じみた母親も出てきてないし。作者の高瀬志保さんって、全然違う感じの漫画を昔読んだような?(おとりよせ王子ではなく…)2020/02/24