キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶

個数:
電子版価格
¥1,683
  • 電書あり

キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月20日 11時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816471
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

日本クラシック音楽界の大輪の花・中村紘子。敗戦国日本が立ち上がるなか、彼女はピアノと度胸、政治力で単身世界に打って出た! 専属マネージャー、調律師、音楽家たちが語るオン&オフ・ステージ秘話。

内容説明

第二次世界大戦終結の前年に生まれ、日本が大きく飛躍する時代を生きたピアニスト、中村紘子。一人の人間が意志を貫くため、いかに柔軟にときに大胆に生きていったか。横並び社会の日本において屹立するに必要なことを、日本クラシック音楽界大輪の花に学ぶ。

目次

第1章 中村紘子のキャリア確立(戦後の混沌が生んだ最高の教育環境―子供のための音楽教室;振袖を着た天才少女;単身海外へ―ジュリアードでの苦労とショパンコンクールでの成功)
第2章 時代の流れとともに特別な存在となっていった中村紘子(高度経済成長とバブル景気;彼女が憧れになるまで;天は二物を与える―中村紘子の文才;戦後の女性として生きていく)
第3章 中村紘子の音楽(ステージに立つ中村紘子;レパートリーが物語る、中村紘子の想いと音楽性;中村紘子が求めた音)
第4章 ピアノ界を牽引、指導する立場となった中村紘子(業界のオピニオンリーダーとして;社交の女王;コンクール審査員界の顔となる;浜松国際ピアノコンクール;日本の若手を育てることへの情熱;お茶目な親分は、嫌われ役を恐れない)
第5章 中村紘子が育てた日本のピアノ界と今後(無念の審査委員長退任―そして新たな夢;アンチ「出る杭は打たれる」の意志をつないで)

著者等紹介

高坂はる香[コウサカハルカ]
埼玉県生まれ。中央大学法学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程でインドのスラム支援プロジェクトを研究。その後2005年よりピアノ音楽誌『ショパン』の編集者として、世界のコンクールやピアニストを取材。2011年よりフリーランスの音楽ライター、編集者として活動。ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールなどの長期取材に基づくウェブ上での情報配信などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

26
2018年発行の元「ショパン」の編集者の音楽ライター・高坂はる香著作。名前だけは知っていたピアニスト中村紘子を少し距離を置いた冷静な調査で描いていて好感を覚えた。3歳からピアノを学び、日本のピアニストのエリートコース桐朋女子高に入学しながら退学しジュリアード音学院に行ったことや、そこで師匠井口愛子に教え込まれた指を立てて上から叩く日本流弾き方を全否定されたのは知らなかった。中村はその経験から弟子の個性を考慮せず型にはめようとする日本の教育に批判的であった様。ただピアノ界に留まらず、この教育法はまだ根強いか2023/04/11

カタコッタ

16
私にとって日本人ピアニストは中村紘子なのです。実に良く書かれております。ピアノばかりでなくエッセイも面白いものでした。お茶目な所もあり、左手でピアノ、右手で卵を割るところからスクランブルエッグを作られたのを私は番組を観ており、ますますピアニスト中村紘子が好きになったのでした。この楽しいエピソードは有名なのでしょうか、この本に詳しく書かれています。お振袖を着て海外のステージに立った中村紘子さん、さぞかし可愛らしかったでしょうね。カーリーヘアもキュート。ドレスから見えた背中の筋肉の逞しさ!また聴いてみます。2023/10/11

Totchang

14
1960年10月19日イギリスBBCスタジオ収録、16歳の演奏という動画をYOUTUBEで見ることができます。この評伝、とても読みやすく偉大なピアニストの姿をあまねく描いているのではないでしょうか。ご本人の著書は読ませていただいておりますが、このように客観的にあちこちに書かれたものを集め、関係者の話を聞いた事によって描かれた中村紘子の姿はまた違った形で彼女の偉業を思い出させます。海野さんと堤さんにとよるピアノトリオ、棚から出して改めて聴いております。2021/02/11

shushu

10
2年程前に亡くなったピアニスト中村紘子の評伝。小澤征爾とこの人はクラシック音楽家でも別格の知名度がある気がする。敗戦後復興していく日本と重なるような軌跡を感じるからだろう。桐朋の子ども向け音楽教室で学び始め、N響の海外ツアーに同行、欧米に留学し、海外の著名コンクールに入賞、日本を起点に演奏活動を行いながら、海外コンクールの審査員だけではなく日本のコンクール開催の運営にも携わる。日本の音楽界を背負う気概が感じられるその人生がまとめられている。中村さんのエッセイ集を読み返したくなった。2018/09/13

trazom

10
日本音楽界のレジェンドである中村紘子先生ですが、この本は、提灯持ちのような賞賛一辺倒ではなく、中村先生を、教育者、コンクール審査員、音楽の普及者、文筆家などの多面的な側面からとらえ、批判を含めて極めてフェアな視点で描いています。強い使命感を背負い、超人的な活動で生き抜いてこられた中村先生の人生が、そこにあります。主人公も、筆者も、ともに素敵な女性に違いないと感動する読後感です。2018/03/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12571663
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。