集英社文庫<br> 棋翁戦てんまつ記

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棋翁戦てんまつ記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 353p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087457179
  • NDC分類 796
  • Cコード C0195

出版社内容情報

文壇に存在した将棋タイトル「棋翁位」をめぐる激闘の記録。逢坂剛、船戸与一、夢枕獏らが、姑息な手段も辞さず争うさまは爆笑間違いなし! 世紀の奇書が将棋ブームに乗じて甦る。(解説/山田裕樹)




逢坂 剛[オウサカゴウ]
著・文・その他

船戸 与一[フナドヨイチ]
著・文・その他

夢枕 獏[ユメマクラバク]
著・文・その他

志水 辰夫[シミズタツオ]
著・文・その他

黒川 博行[クロカワヒロユキ]
著・文・その他

大沢 在昌[オオサワアリマサ]
著・文・その他

宮部 みゆき[ミヤベミユキ]
著・文・その他

北方 謙三[キタカタケンゾウ]
著・文・その他

内容説明

かつて文壇に裏の将棋タイトルが存在した。その名も「棋翁位」。逢坂剛と船戸与一の酒席での小競り合いに端を発する将棋勝負、という「小説すばる」誌の埋め草的な企画が意外な反響を呼び、名文揃いの観戦記の力もあって人気企画に。ついには歴代棋翁三人と、時の名人の対局も実現!本編にも登場する仕掛け人・編集者Yが当時の秘話を暴露した後日談も加えた、「神々による贅沢な遊び」の全記録。

目次

序の戦 筆戦・相撲を見に行く
1の戦 誕生・井の頭公園―船戸与一vs.逢坂剛
2の戦 壮絶・新宿、空中戦―逢坂剛vs.夢枕獏
3の戦 秘打・太閤おろし―夢枕獏vs.船戸与一
4の戦 神域・昼下がりの対決―船戸与一vs.志水辰夫
5の戦 血煙・銀座八丁目―船戸与一vs.逢坂剛
番外の戦 挑戦・一人対三人がかり―米長邦雄vs.逢坂剛・船戸与一・志水辰夫
6の戦 決戦・たそがれの銀座―逢坂剛vs.黒川博行
終の戦 仰天・トランプ将棋―黒川博行vs.船戸与一

著者等紹介

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京都生まれ。80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞、86年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年愛知県生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞、94年『新宿鮫 無間人形』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞など受賞歴多数

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年佐賀県生まれ。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞など受賞歴多数。2013年に紫綬褒章を受章

黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年愛媛県生まれ。86年『キャッツアイころがった』でサントリーミステリー大賞、96年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2014年『破門』で直木賞受賞

志水辰夫[シミズタツオ]
1936年高知県生まれ。81年『飢えて狼』でデビュー。83年『裂けて海峡』で日本冒険家協会大賞優秀賞、90年『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

95
今を遡ること二十数年前、文壇の将棋通が集まって創ったタイトル戦があったそうな。その名も「棋翁戦」。本書は逢坂剛、北方謙三、船戸与一、夢枕獏といった錚々たるメンバーによるタイトル争奪戦に加え、将棋を知らない大沢在昌や宮部みゆきまで巻き込む超豪華版だ。まあ、とは言っても、やってることは超のつくヘボ将棋。挑戦状や受諾状、ディスり合戦等々、平たく言えば「大御所同士のおふざけ」なのだが、文章が無駄に格調高いため、不覚にもつい真剣に読まされてしまった。昨今の将棋ブームにあやかる意図がミエミエなところもツボにはまる一冊2020/07/19

Syo

20
将棋 好き。 参段。 黒川博行も大好き。 こういう企画、 今でもやってくれればいいのに。2018/06/15

緋莢

18
図書館本。文壇に存在した将棋タイトル「棋翁位」をめぐる戦い。最初は「相撲だったら、俺は強い」と誰かが言い出したのから始まり、相撲をしたらとんでもない事になるから急遽、将棋で勝負となったようです。「序の戦」は志水辰夫、逢坂剛、船戸与一が相撲について書いており面喰いました。この3人から始まり、夢枕獏、黒川博行らが参戦し、北方謙三が将棋してないで小説を書けという文章を寄せたり、米長邦雄と対局したりします。ワイワイガヤガヤ、楽しかったんだろうな、というのが伝わってきます。今やるとしたら誰が参加するんでしょう?2018/10/04

スプリント

9
後手に2七の歩の駒落ちは卑怯すぎますねw 小説家たちの茶目っ気たっぷりな姿が楽しめます。2018/06/30

鬼山とんぼ

8
飲み会の冗談から始まった著名冒険作家たちのヘボ将棋の記録。ホンネ剥き出しでプロレスみたいに相手に悪口雑言をぶつける一方、自分のことは徹底的に自己弁護し、見栄や体裁お構いなしの抱腹絶倒の一冊。この本を読まずして逢坂剛、船戸与一、夢枕獏の実相を知ることはできず、彼らのファンを自称する程度なら許してやるが、マニアを名乗るのは不届き千万、電話は二番、惨事の始末は集英社であろう。名人になった米長邦雄も登場するが、何を隠そう私は米長翁の講演会で一枚だけ書かれた「一歩千金」と書かれた直筆の色紙を所有している。2018/11/04

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