出版社内容情報
直江(笠原)が通う東都大の構内で、不発弾が爆発。現場はかつて陸軍の秘密研究所があった場所だった。事件の後から学生たちの間で「同じ夢を見る」現象が広がり、直江は真相究明に乗り出すが…?
内容説明
信長が換生した状態の朽木と景虎たちが対峙してからしばらくののち、直江(笠原)が通う大学の構内で、不発弾が爆発する事件が発生した。現場はかつて陸軍の秘密研究所があった場所だった。その後、学生たちの間で「同じ夢を見る」という奇妙な現象が広がり、直江も同様の夢を見る。そして、ついに眠りっぱなしになる学生が出てしまう。景虎とともに真相究明に乗り出した直江だが…。
著者等紹介
桑原水菜[クワバラミズナ]
千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山根
11
年明けに読み出しやっとこ読了。やっぱり景虎と直江の関係はゾクゾクします。これから織田信長はもっと残忍な感じになるだろうし、もう目が離せないです!2015/01/05
枯伍
10
学生たちが見る死者の呼ぶ船の夢。それは何を意味しているのか―― バイオリンに込められたものは。謎ばかりが堆積していく中、信長と景虎が激突!傷ついた加瀬を救ったのは美奈子だった。それを知りショックを受ける尚紀。いよいよ関係がうごきはじめましたね。今回のアクションはど派手だったなあ。余裕なくみんな大変。2017/10/13
しるるん
8
美奈子、直江、景虎の三角関係ができつつある。しかも直江は景虎にも美奈子にも執着してるという複雑さ。この手のドロドロ感が上手く表現されてて感心する。2018/07/28
さとみん
8
何だか懐かしい雰囲気になってきた。殺伐とした関係を懐かしく感じるのもどうかと思うが、このシリーズの終着点はあそこだしなあ。信長も本格的に動き出して、先が怖いのと楽しみなのが半々で複雑な気持ち。2014/12/28
べべっち
8
今年最後の一冊かな…本編(っていうのかな)を思いだしつつ、一気に読了。まだ途中なので早く続きが読みたい~それにしても意外と長く続きそうですねぇ。2014/12/30