出版社内容情報
フランス三つ星レストランで修業した、伝説の家政婦志麻さんの自宅レシピ公開。作り置きよりもかんたんですぐに食べられるレシピ紹介日本テレビ系列『沸騰ワード10』や、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』など、メディアを通じて紹介される志麻さんは、“作り置きの達人”イメージ。
さぞかしご自宅でもすごい作り置きをしているのでは!? と企画の相談にうかがってみると「私、まとまった時間がないので、家では作り置きはしないんですよ(笑)。」とのお答え。つまり、“お客様の1週間分のごはんを3時間で作る”ことが仕事だったから“作り置き”をしていたわけです。
本書は志麻さんが仕事から帰って、30分以内にちゃちゃっと作って食べたレシピを中心に76レシピご紹介。
使われている食材は近所のスーパーの特売肉や、特売野菜、冷蔵庫の残りものなど身近なものばかり。そんな普通の食材をおいしく生まれ変わらせるためには、志麻さんの長年のシェフ経験を活かした調理ポイントが多数ありました。
例えば、レシピ本でよく目にする“肉に焼き色をつける”という言葉、志麻さんの横に立って観察していたら、通常であればもうひっくり返すよね!? と思うところからさらに何分も焼きます。10分近く中火で焼かれた、かな?りしっかり焼き色がついたお肉、食べてみるとびっくりするほど美味しい。志麻さんに理由をたずねると、「鶏の臭みは皮にあるので、多めの油でしっかり皮目を焼くことで臭みを飛ばしています。皮はどんなに焼いてもパサパサになることはなく、カリカリに仕上がっておいしくなるんですよ。」とのこと。“肉に焼き色をつける”という慣れ親しんだ言葉。具体的にどれくらい焼くのか指示がないと、自分の感覚で焼き色をつけて、“なんだよくある普通のお味じゃない”と結論づけてしまいそう。そんな残念なことにならないように、本書は編集部が調理中の志麻さんの横に立ち、じ?っと観察し、“普通と違う!”と驚いた箇所はじっくり写真で追って紹介しています。水気の取り方、塩のふり方など、炒め方など、当たり前すぎてつい自己流でやってしまいそうなコツをもらさずにピックアップしました。ぜひご自宅で再現なさってみてください。レストランの味が楽しめます。
Part1 時間がない日のすぐ出来ワンプレートごはん
Part2 時間がない日のすぐ出来単品おかず
Paty3 今日はゆっくりごちそう作り
タサン 志麻[タサン シマ]
著・文・その他
目次
1 時間がない日のすぐ出来ワンプレートごはん(ごはん(トロトロオムライス;ステーキプレート ほか)
麺類(ナポリタン;キャベツ、オイルサーディンのアーリオオーリオ ほか)
パン(クロックムッシュ;サンドイッチ ほか) ほか)
2 時間がない日のすぐ出来単品おかず(野菜(リヨネーズサラダ;野菜のコンフィ ほか)
肉(弱火でじっくりしっとりヒレカツ;ポークソテーピクルスソース ほか)
魚介(エビフライ;簡単サーモンマリネ ほか))
3 今日はゆっくりごちそう作り(肉(炊飯器ローストビーフ;牛肉赤ワイン煮込み ほか))
著者等紹介
タサン志麻[タサンシマ]
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三つ星レストランでの研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。家事代行マッチングサービス『タスカジ』で定期契約顧客数がナンバーワンとなり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになった。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で家族構成や好みにきめこまやかに応じた料理に腕をふるうほか、『つくりおきマイスター養成講座』の講師や料理教室、食品メーカーのレシピ開発などでも活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。