出版社内容情報
4度の特攻を生き延びた男は、あの空で何を見たのか? 『証言 零戦』シリーズ第4弾!4度の特攻を生き延びた男は、あの空で何を見たのか? 戦後70年を超えて消えつつある、若きパイロットだった者たちの肉声は、日本の未来への貴重な遺産である。 『証言 零戦』シリーズ第4弾!
神立 尚紀[コウダチ ナオキ]
著・文・その他
内容説明
優れた運動神経とあり余る体力を必要とされる戦闘機搭乗員は、当然のことながら若者たちの独擅場となる。太平洋戦争の最前線で戦った搭乗員は、飛行隊長でも20代半ば、主力となったのは、18~22歳の若者たちだった。実戦に投入された搭乗員のうち8割が戦死し、終戦まで生き残った者も、今や多くが鬼籍に入り、存命者もみな90歳を超えている。戦後70年を超え、戦争の記憶が薄れていくなか、著者が書きとめた彼らの生の声は、未来の日本への遺産となるべき貴重な記録である。
目次
第1章 鈴木實―豪州、蘭印の広大な制空権を握り続けた名指揮官
第2章 佐々木原正夫―真珠湾攻撃から終戦まで戦い抜いた空母戦闘機隊の若武者
第3章 長田利平―特攻命令により四度爆装出撃するも奇跡的に生還
第4章 小野清紀―「慶應の書生」から特攻隊員となった江戸幕府旗本の孫
第5章 青木與―日本初の編隊アクロバット飛行チーム「源田サーカス」の名パイロット
第6章 生田乃木次―日本陸海軍を通じて、はじめて敵機を撃墜した搭乗員の波乱の人生
第7章 外伝 山本五十六大将の戦死に翻弄された青年たち
著者等紹介
神立尚紀[コウダチナオキ]
1963年、大阪府生まれ。日本大学藝術学部写真学科卒業。1986年より講談社「FRIDAY」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ等の取材に従事する。1997年からフリーランスに。1995年、日本の大空を零戦が飛ぶというイベントの取材をきっかけに、零戦搭乗員150人以上、家族等関係者500人以上の貴重な証言を記録している。NPO法人「零戦の会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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roatsu
りんふぁ