出版社内容情報
三井財閥を創った團琢磨と、日本を揺るがすテロリスト・井上日召。ともに未来を憂う二人の男たちの、数奇な運命を綴った大河巨編。福岡藩士の子として生まれた團(だん)琢磨(たくま)は、明治初期の米国MIT留学で鉱山学を修め、苦難の末に三井三池炭鉱の基礎を築く。群馬の山村に生まれ、悩み深き青春時代を過ごした井上四郎(日召(にっしょう))は、新天地を求めて満州に渡る。まるで光と影のような二つの熱い魂が、「近代日本の悲劇」を引き起こすまで──。
序章
第一章 新天地へ 安政五年?明治十一年
第二章 死の淵へ 明治十九年?明治四十三年
第三章 無聊の日々 明治十一年?明治十七年
第四章 無頼の日々 明治四十三年?大正三年
第五章 再び三池へ 明治十七年?明治二十年
第六章 再び大陸へ 大正三年?大正五年
第七章 開鑿 明治二十年?明治二十七年
第八章 開眼 大正五年?大正十三年
西村 健[ニシムラ ケン]
著・文・その他
内容説明
福岡藩士の子として生まれた團琢磨は、明治初期の米国MIT留学で鉱山学を修め、苦難の末に三井三池炭鉱の基礎を築く。群馬の山村に生まれ、悩み深き青春時代を過ごした井上四郎(日召)は、新天地を求めて満州に渡る。まるで光と影のような二つの熱い魂が、近代日本の悲劇「血盟団事件」を引き起こすまで。
著者等紹介
西村健[ニシムラケン]
1965年福岡県福岡市生まれ。6歳より同県大牟田市で育つ。東京大学工学部卒業。労働省(現・厚生労働省)に入省後、フリーライターになる。1996年、『ビンゴ』(講談社文庫)で作家デビュー。ノンフィクションやエンタテインメント小説を次々と発表する。2005年の『劫火』、2010年の『残火』で、それぞれ日本冒険小説協会大賞を受賞。2011年、『地の底のヤマ』で第30回日本冒険小説協会大賞、翌年同作品で第33回吉川英治文学新人賞を受賞する。2014年には『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金吾
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