講談社文庫<br> その可能性はすでに考えた

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講談社文庫
その可能性はすでに考えた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062938532
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



井上 真偽[イノウエ マギ]
著・文・その他

内容説明

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。首無し聖人伝説の如き事件の真相とは?探偵・上苙丞はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。論理の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。

著者等紹介

井上真偽[イノウエマギ]
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。第2作『その可能性はすでに考えた』が恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏から大絶賛を受ける。同作は2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、『2016本格ミステリ・ベスト10』「ミステリが読みたい!2016年版」『このミステリーがすごい!2016年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016」「読者に勧める黄金の本格ミステリー」「キノベス!2016」にランクイン。続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも、再び各種ランキングを席巻し、「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得。同書は2017年度第17回本格ミステリ大賞候補に。また、同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

226
★★★★☆ 初読。信仰宗教の信徒30余名が死亡した凄惨な事件で、ただ一人生き残った女性。彼女は記憶が曖昧になっており、真相の究明を探偵に依頼する。 好敵手達が提示する「事件の真相」はどれも説得力十分で、女性にとって救いの無いものから、仄かな希望が感じられる物まで千差万別。推理を読んでいる間は正しいとしか見えないが、実は穴がある。探偵の反論を読んで「やられたーっ」(≧∇≦)と何度も楽しめます。奇蹟の存在を巡る特異なルール、クセの強いキャラクターとストーリー展開…読んだ事の無い読書体験が味わえます。2019/01/01

naji

171
文庫化していたので早速読了。あらゆる可能性を否定していき、そこから導き出されるものは奇蹟か?面白く読ませて頂きました。2018/03/11

ナイスネイチャ

169
ある宗教団体の集団自殺の唯一の生き残った少女の真相を解き明かすミステリー。奇跡であると結論付けて様々な登場人物の推理や可能性を不可能であると証明し、奇跡的であったと位置付ける新しい感覚の小説でした。探偵の「その可能性はすでに考えた」の決め台詞後のどう打破していくのか期待値MAXで読み進めました。続編も期待します。2018/08/29

さばかん

161
その可能性はすでに考えた。    なんて魅力的なタイトルであろう。      とある摩訶不思議な事象に対し、様々な仮説を尽く反証してみせる。そう、その可能性は、すでに考えていたのだ。      ところがどっこいな結末だが、とても面白く楽しめた。                ただ一つ言いたいことがあるとすれば、なぜ第51回メフィスト賞受賞作であるデビュー作を先に文庫化しないのか、ということである。2018/03/21

K

160
十年以上前に山中の集落で起きた宗教団体の集団自殺。唯一生き残った女性には首無しの少年に抱えられて運ばれる記憶があり___。奇蹟を希求する探偵が事件の真相を巡って幾人もの刺客が提示する"起こりうる可能性"の仮説を反証、否定していく多重解決ミステリ。しかも事前にあらゆる可能性を考慮して報告書を纏めているが故にタイトル通りの決め台詞。奇蹟を信じるからこその論理による徹底的な実現可能性の否定への盲執は他の作品の探偵役にも類を見ないほど。まさにホームズの台詞を体現するかのような上苙の今後の活躍が楽しみになった一冊。2019/03/19

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