講談社文庫<br> 決戦、武甲山―大江戸秘脚便

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講談社文庫
決戦、武甲山―大江戸秘脚便

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062938280
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

秩父の武甲山を新たな砦にした謎の行者、山海上人が江戸を狙う。健脚揃いの飛脚問屋江戸屋を中心に討伐隊が組まれ、いざ、出陣!韋駄天ぞろいの飛脚問屋江戸屋のもうひとつの顔は、闇成敗。お上の裁けぬ悪を懲らしめる裏の顔を持つ。千里眼、地獄耳、勘ばたらきなど、面々の異能ぶりを発揮するときがやってきた。手下の紅蝙蝠を操り、江戸城を燃やし、幕府転覆をもくろむ謎の行者、山海上人を闇に葬り去るために、隠密同心益満俊之丞をかしらに討伐隊「黒五組」が結成された。水鬼、風鬼……超常なる力の行者らを相手に、飛脚たちはどう闘う? 白熱の完結篇。

第一章 紅蝙蝠の影
第二章 密命下る
第三章 鍛えの場
第四章 裏の顔
第五章 出陣
第六章 三つの関所
第七章 水場の攻防
第八章 決戦の日
第九章 攻防戦
第十章 最後の戦い
第十一章 さらば秩父
終章 江戸の春


倉阪 鬼一郎[クラサカ キイチロウ]
著・文・その他

内容説明

江戸城を炎上させたのは、紅蝙蝠を操っていた謎の行者、山海上人か。秩父の武甲山に討伐に向かうため、黒五組が結成された。役者でもある益満同心が討伐隊に組み込んだのは、作太郎、新次ら江戸屋の飛脚たち。山狩りには連絡役が命運を握る。水や風を自在に操る行者相手に、決戦が始まった!

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。’87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー、’97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yamakujira

3
シリーズ3作目にして完結、なんてことを知らずに「武甲山」に惹かれて、山の描写を期待するような本じゃないとわかりつつ読んだ。隠密同心が火盗改の精鋭と、正義の裏稼業を営む飛脚屋を連れて、江戸の壊滅を狙う異能の山海小人を討伐する。いかにも大衆娯楽時代小説って感じで軽く読めるし、決戦場所の武甲山界隈の馴染みある場所がいっぱい出てくるから、雑な展開も物語がさっさと進んでいいし、決戦が妖術合戦になったことに呆れながらも、とても気楽に楽しめた。忍藩は報われなかったのかなぁ。 (★★☆☆☆)2018/12/04

goodchoice

2
飛脚シリーズの最終巻という事で、敵対する山海上人との対決が武甲山で行われる。個人的に武甲山は二回登ったことがあるので、何となく親しみを感じた。意外とすきなシリーズだったので、これで大団円で少し残念だ。2018/02/17

1
妖術全開の決戦。2018/03/05

数奇屋

0
読了2020/10/29

いえのぶ

0
安政に江戸城が火事で燃えたのは武甲山の妖の行者一味の仕業。退治のための討伐組が火盗改と秩父の代官、江戸町飛脚らで結成される。2018/04/05

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