出版社内容情報
秩父の武甲山を新たな砦にした謎の行者、山海上人が江戸を狙う。健脚揃いの飛脚問屋江戸屋を中心に討伐隊が組まれ、いざ、出陣!韋駄天ぞろいの飛脚問屋江戸屋のもうひとつの顔は、闇成敗。お上の裁けぬ悪を懲らしめる裏の顔を持つ。千里眼、地獄耳、勘ばたらきなど、面々の異能ぶりを発揮するときがやってきた。手下の紅蝙蝠を操り、江戸城を燃やし、幕府転覆をもくろむ謎の行者、山海上人を闇に葬り去るために、隠密同心益満俊之丞をかしらに討伐隊「黒五組」が結成された。水鬼、風鬼……超常なる力の行者らを相手に、飛脚たちはどう闘う? 白熱の完結篇。
第一章 紅蝙蝠の影
第二章 密命下る
第三章 鍛えの場
第四章 裏の顔
第五章 出陣
第六章 三つの関所
第七章 水場の攻防
第八章 決戦の日
第九章 攻防戦
第十章 最後の戦い
第十一章 さらば秩父
終章 江戸の春
倉阪 鬼一郎[クラサカ キイチロウ]
著・文・その他
内容説明
江戸城を炎上させたのは、紅蝙蝠を操っていた謎の行者、山海上人か。秩父の武甲山に討伐に向かうため、黒五組が結成された。役者でもある益満同心が討伐隊に組み込んだのは、作太郎、新次ら江戸屋の飛脚たち。山狩りには連絡役が命運を握る。水や風を自在に操る行者相手に、決戦が始まった!
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。’87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー、’97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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