講談社文庫<br> サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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講談社文庫
サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062936576
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

匿名の依頼を受け、ある男の尾行を始めたSYアート&リサーチの小川と真鍋。男は毎日何時間も映画館を見張っていた。単調な仕事かと思われた頃、ニュースを騒がせている連続爆発事件にアルバイトの永田が遭遇。そして殺人事件が―。依頼人は誰か、目的は。爆弾魔との関係は。緊張感に痺れるXシリーズ第五弾!

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。2010年には、Amazon.co.jpの10周年記念で殿堂入り著者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoringo

89
巷で騒がれる連続爆弾魔。そんな時に匿名の依頼人からある男の尾行を頼まれる。そして起こる殺人事件。これらは何か関係があるのか?ミステリーとして楽しむにはS&Mが頂点だったような😅でも、他のシリーズもそれぞれ味わい方があって、このXシリーズは憎めない主人公たちの軽妙な会話を中心に話が進んでいく。犯人の心理を考えると怖くて悲しいものだったけど、じめじめすることなくサラッと終了。気軽に読めて私は好きだな😊2023/07/18

おたま

64
Xシリーズとしては5作目。今回は他作品や他シリーズとの関連性はないように思う。単独での、連続爆破(燃焼)事件と、それと同時に進行する殺害事件について、お馴染みの面々(小川、真鍋、鷹知、永田)が事件解決に活躍する。しかし、本当にこの解決でよかったのか覚束ないところが残る。もしかして、森博嗣は今回「後期クイーン問題」に正面から森氏的な回答を与えたのかもしれない。しかも、ものすごく簡単に。つまり「そういう風になっても、まあしょうがないよね」という感じで。さて、この先には何が待っているのか?2023/10/29

*maru*

45
シリーズ5作目。ある人物の行動を見張ってほしい、との依頼を受けたSYアート&リサーチ。匿名の依頼人。映画館をじっと見張る男。連続爆弾事件。放火事件。なかなかスリリングな展開で内容自体は楽しめた、のだが…。たとえば自分が事件の当事者で、それなのに犯人逮捕から裁判まで何も教えてもらえないうちにすべて終了してしまったような疎外感というか寂しさを感じる今。人間、特に殺人を犯す者の心理は複雑なのかもしれないが…。真鍋くんの推理あたりまでは納得できたんだけどなぁ。ま、これも森ミステリでは想定内。さ!次でラスト!2019/10/02

rio

39
一見単純に見える依頼人不明の素行調査が、連続爆発事件そして殺人事件と繋がり始めるXシリーズ第5弾。素顔を見せずメールのみのやり取りを行う依頼人に若干の不信感を抱きつつも、いつものようにゆるゆると調査が進み、気付いたらとんでもないことになっているある意味安定した展開でした。緊迫感のある場面でも気の抜けた会話であったり、布団巻きであったりといったギャグ要素とのギャップが面白いです。いよいよ次作で最終回を迎えるXシリーズの結末が気になります。2017/12/20

マホカンタ

37
Xシリーズってもう完結してるんだよなぁと久々に手を出したら案の定、色々人間関係曖昧になってしまってる。森さんの作品はシリーズ同士の繋がりありすぎるし、登場人物は偽名使ってるのも含めて多すぎるからいつもこうなっちゃうんだよなー(苦笑)。でも、事件としてはXシリーズとしては一番わかりやすいというか、まとまっているというか。まぁ、森さんなので、きっと私の頭で理解できた気になってるような単純な話じゃないってのも、勿論織り込み済みですが。今回は真鍋くんが推理でも行動でも大活躍ですね。2021/08/17

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