講談社学術文庫<br> 王権誕生―日本の歴史〈02〉

個数:

講談社学術文庫
王権誕生―日本の歴史〈02〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 13時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919029
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

弥生・古墳時代の実態と王権誕生の謎に迫る 稲作伝来、そして、ムラからクニ、国へ。巨大墳丘墓、銅鐸のマツリ、その役割と意味は何か。王権誕生へのダイナミックな歴史のうねり、列島最大のドラマを描く。

寺沢 薫[テラサワ カオル]
著・文・その他

内容説明

前六世紀末から四世紀末、稲作伝来以来、日本列島は大きく変貌した。弥生人の生活はどのようなものであったのか。各地に残る環濠集落、石剣が突き刺さった人骨、大量に埋納された銅鐸・銅剣、巨大墳丘墓の築造。カミから神へ、マツリから祭りへ、ムラからクニ、国へ。王権誕生・確立までのダイナミックな歴史のドラマを最新の研究成果を結集し描く。

目次

プロローグ 弥生時代とは
第1章 稲作伝来
第2章 コメと日本文化―日本的農業と食生活
第3章 青銅のカミとマツリ
第4章 倭人伝の国々
第5章 情報の争奪と外交
第6章 倭国乱れる―王権への胎動
第7章 王権の誕生
第8章 王権の伸長
エピローグ 世界史と現代へのまなざし

著者等紹介

寺沢薫[テラサワカオル]
1950年東京都生まれ。同志社大学文学部卒。現在、奈良県立橿原考古学研究所総務企画部長。専門は日本考古学で、考古学からの国家形成史、東アジアの農業史、比較文化史をめざす。古代学研究会代表。第15回濱田青陵賞受賞(2002年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
この第2巻では、弥生時代となり、稲作が伝播し日本の基本的な食生活が定着したころなのでしょう。王権が誕生するまでに結構騒乱があったのですが、この本ではやまとの纒向古墳が中心であったという論をとっています。かなりきめ細かく分析されていて読みでがありました。2017/02/26

月をみるもの

17
この数年、あちこちの古墳みてまわったり古代史の本を読んだりしてたのだが、この本を読んではじめて当時の列島の全体像というものが浮かんできた。文字に書かれた歴史のみを相手にする普通の(?)史学には決して到達しえない境地がここにある。では考古学の扱う「モノ」は文献と違って嘘をつかないか、、と言えば、決してそんなことはない。その限界を示す最もよく知られた実例が、この講談社「日本の歴史」シリーズの第1巻「縄文の生活誌」であるという皮肉。ある意味、文字以前の歴史を扱う1〜2巻は最強コンビであると言えるだろう。2019/02/16

coolflat

14
稲作が伝来する縄文時代晩期後半から弥生時代全期間を経て、「倭の五王」の出現前史となる古墳時代前期までを扱う。実年代ではおよそ前6世紀末から4世紀末までとなる。筆者によると、卑弥呼は「邪馬台国」の女王ではないという。では卑弥呼は何者かというと、卑弥呼は「倭国」の女王だと。曰く、「邪馬台国」とは、「倭国」の都があり、かつその女王である卑弥呼の居所であると。また筆者は日本国家成立期を、従来定説の694年藤原京遷都(天武・持統期)ではなく、弥生時代の卑弥呼女王期と捉えており、その根拠は纏向(まきむく)遺跡による。2020/02/07

月をみるもの

14
西暦107年に後漢に朝貢した帥升は、イト倭国の国王であったと考えられる。漢の滅亡が引き金となってイト倭国が衰亡し、その後に続く大乱(高地性集落)の時代を経て、北九州・吉備・出雲・近畿の連合によって、新しい倭国が成立する。纒向は唐古・鍵遺跡に代表される奈良盆地固有の弥生勢力の後継者ではなく、この連合政権の首都であったのだ、というのが寺澤さんの見解。この列島において、どのように王権が、そして国家が成立したかを考える上で、必読の書。2019/06/13

かんがく

14
弥生時代の歴史。タイトル通り、王権の誕生に着目しながら、古墳や銅鐸、プラントオパールなどの考古学的遺構と、倭人伝などの文字資料両方に分析を加えていく。カミとマツリ、稲作、戦争と国家など、その後の日本の基礎となるものがどのように成立していったかがよくわかった。図も豊富で、地理的に弥生時代を捉えることができた。2019/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/560688
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。