内容説明
二十世紀幕開け、明治天皇の初皇孫として誕生した迪宮裕仁。生涯に三度焦土に立つことになる近代立憲制下の天皇は、激動の時代にあっていかなる役割を担うことになったのか。伊藤博文が制度化に尽力した君主の無答責性は、大正デモクラシーや軍の政治化により変容を迫られる。動揺する国際情勢のなか七千万同胞の中心として歴史の「動力」となった昭和天皇と時代の特質を究明する。
目次
序章 昭和天皇とその時代;第1章 大正期の政治と宮中の活性化;第2章 昭和の船出と激動する世界;第3章 内なる戦い;第4章 大陸と太平洋を敵として;終章 戦いすんで
出版社内容情報
三度焦土に立つ運命に生きた天皇の20世紀皇太子時代に第一次大戦の戦場を訪れ、摂政として関東大震災の被害を視察、東京大空襲の焦土にも立つ。総力戦の悲劇を知りながら開戦した背景と戦後の退位論とは



