出版社内容情報
私たちの日々はこんな感じです。いつまでもこのままでいたいなあ、と私は思います――犬のスピンクと作家ポチの暮らし、ついに完結。スピンクがいなくなって、家の中が静かです。
保護犬として小説家の主人・ポチの家にやってきて10年、希望とともに生きたスピンクが綴った楽しき日記。
突然に訪れた、別れ。
「スピンク日記」シリーズ最終巻!
「私にとって特別な連載でした」――町田康
ポチと私の春の見果てぬ夢
夢の続きの夢の果てにて
泉蛸玲や先生の御著作
スピンク先生のお教え
夏の終わりの梅の園
犬の秋、人の秋。人生の秋。
希望の徴候
私たちの東の旅 1
私たちの東の旅 2
私たちの東の旅 3
私たちの東の旅 4
私たちの東の旅 5
私たちの東の旅 6
私たちの東の旅 最終
ポチの変調をシードらと案ず
シードの見解
吉岡塵美氏来訪
目利部氏の企み・酒宴
天啓。賠償。そして拳酒。
シードの親切・吉岡氏の提言
シードの親切 2
深夜、四人が吠える
ポチになにがあったのか
ポチ、乱舞。
職務質問されました。
ポチの内心と再交渉
ポチの誓い
信仰か狂気か。
いまなぜ月見うどんなのか/ポチの悟り
私たち喜びに溢れて
人の情けに犬の牙
犬の名前と人の名前/ポチの苦しみ
犬の掟とその限界について
犬の最高法規とその学習について
私たちの日々
成熟と純粋。ポチの凝ったもの
バンドと犬ぞりの共通点/作詞の実際
作詞問答・石碑と和食/すべては夢のなかの
練習とはなにか/問われない幸福
家の中が静かです。
町田 康[マチダ コウ]
著・文・その他
内容説明
保護犬として小説家の主人・ポチの家にやってきて十年。希望とともに生きたスピンクが綴った楽しき日々。突然に訪れた、別れ。「スピンク日記」シリーズ最終巻!
目次
ポチと私の春の見果てぬ夢
夢の続きの夢の果てにて
泉蛸玲〓先生の御著作
スピンク先生のお教え
夏の終わりの梅の園
犬の秋、人の秋。人生の秋。
希望の徴候
私たちの東の旅
ポチの変調をシードらと案ず
シードの見解〔ほか〕
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。作家、歌手、詩人として活躍。1996年に発表した処女小説『くっすん大黒』でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八歳』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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