カッコウの呼び声〈下〉―私立探偵コーモラン・ストライク

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062189156
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ストライクは借金まみれで事務所に寝泊まりし、婚約者にも逃げられ最低の人生を送っていた……傑作ミステリー、シリーズ化決定!関係者を次々に訪れて話を聞くストライク。少しずつ少しずつ、証言の矛盾が明らかとなる。しかし、若いモデルの世界に足を踏み入れれば踏み入れるほど先行きは不透明になり、核心に近づけば近づくほど危険が増してゆく……。
J.K.ローリングが、「ロバート・ガルブレイス」のペンネームで発表した息もつかせぬ正統傑作ミステリー。
新しいヒーローの登場! 無敵のミステリー・シリーズ、今ここに誕生!

ロバート・ガルブレイス[ロバート ガルブレイス]
著・文・その他

池田 真紀子[イケダ マキコ]
翻訳

内容説明

退役軍人のストライクは、体にも心にも痛手を負っていた。しかもいまの人生自体、粉々に砕けそうだった。この事件の依頼を受ければひと息つけるかもしれない。しかしその“対価”は予想を超えたものだった。若いモデルの込み入った世界に立ち入れば立ち入るほど、邪悪な影がちらつき、核心に近づけば近づくほど、予想もつかない危険が迫る…あのJ.K.ローリングが、「ロバート・ガルブレイス」のペンネームで書いていた、大絶賛のミステリー小説!!

著者等紹介

ガルブレイス,ロバート[ガルブレイス,ロバート] [Galbraith,Robert]
J.K.ローリング(世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ、『カジュアル・ベイカンシー』の著者)のペンネーム

池田真紀子[イケダマキコ]
英米文学翻訳家。東京生まれ、上智大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

134
じっくり味わえた一冊。もちろん真相に一歩ずつ近づいていく下巻。関係者に聞き取りをしていく過程はじっくりと誰もの怪しさを感じ、些細な証言一つが後々重要な事に繋がりそうな予感にワクワク感は止まらず。ストライクはとにかく鋭いというか、見逃しがちな細かい点を丁寧に掬い取りそれを推理に繋げていく手腕はお見事。もちろん秘書のロビンの機転も良かった。この真相には人の思いの蓄積の恐怖を感じる。確実に紐解いていく過程の面白さはもちろん、戦争、パパラッチ問題をさりげなく絡ませられ英国の雰囲気さえもじっくり味わえた作品。2021/06/03

ケイ

129
まさに文字通り一気に読んだ。ミステリ好きにおすすめできる内容。この作家のリーダビリティの高さは本当にすごい。各章の冒頭に持ってこられた詩の意味や、あちこちの伏線など、二度読みしたら面白いだろう。ただ、訳者が私は好きではない。調べたら、コーンウェルの「検視官」シリーズが読みにくくなったと思ったら訳者が変わっていて納得したことがあったのだが、その読みにくい訳者だった。そもそも、タイトルにダメ出ししたくなる。この人の英語は読みやすいと思うから次の作品が出たら、英語で読もうかな。2016/02/25

Rin

69
[借本]静かに冷静に、少しずつ不可解な点が表れてくる。派手さはないけれど、地道に前に進んでいく調査。登場人物はやっぱり多くて一覧表が手放せない読書だったけれど、下巻は意外に早く読み終わることができた。個人的には上下巻合わせて、事件に関連しない部分がちょっとだけ多く感じたので、もう少しコンパクトに纏めてくれたらなとも。けれどロビンやストライクの掛け合いは楽しくもあり、次の事件も手に取ってみたい。それぞれの心情もしっかりと描かれていて、どこかやるせない結末は読了後に表紙を見るとしっくりと馴染む雰囲気でした。2017/09/17

Rosemary*

59
古典的な本格ミステリー。面白かったー。犯人はなんとそうでしたか!張り巡らせた伏線の回収もお見事でした。コーモランの有能な仕事ぶりと私生活のギャップが物語に幅をもたせていました。そして優秀な助手ロビンとの相性もバッチリ。次回作も楽しみです。2015/03/25

Panzer Leader

45
相変わらず地道な捜査が続く中、段々と真相に近づくにつれ盛り上がる緊迫感が堪らない。決して派手でないが爽快感漂うラストと相まってとても楽しめた本格的探偵小説だった。主役の二人はライム・サックス組に勝るとも劣らないよき相棒、特に憧れの職業に就いた好奇心旺盛で有能な秘書のロビンは下手したらコーモランを喰うほどの存在感で魅力的に描かれていた。次作も楽しみ。2016/04/12

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