アベノリスク―日本を融解させる7つの大罪

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アベノリスク―日本を融解させる7つの大罪

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062184656
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本最強のエコノミストが、インフレ、TPP、改憲ほか、安倍政権が進める政策7項目について徹底検証。7月の参院選前に緊急出版。

第一のラッパが吹き鳴らされると、日銀の資産を大幅に劣化させてまで誘導される激しいインフレが、政府と企業だけを救い、国民は大いに苦しめられた。
第二のラッパが吹き鳴らされると、大増税が始まり、アベノミクスへの期待効果によって生まれたわずかな株高などは簡単に吹き飛ばされた。
第三のラッパが吹き鳴らされると、TPP加盟によって美しい国土は荒れ地と化し、米国市場原理主義の猛威が日本社会を荒廃させた。
第四のラッパが吹き鳴らされると、活断層の上の原発がいつのまにか続々と再稼働し始め、人々は原発事故の悪夢に怯える日々を過ごした。
第五のラッパが吹き鳴らされると、血税を食い荒らすシロアリ官僚がますます増殖し、再び増額された巨大公共事業・役人利権予算に群がった。
第六のラッパが吹き鳴らされると、権 力の横暴を防ぎ止める役割を担っていたはずの憲法が、国家権力によって次々と都合よく改悪され、国民主権や基本的人権がないがしろにされた。
第七のラッパが吹き鳴らされると、憲法改悪によって戦争への道が切り開かれ、集団的自衛権の名のもとに日本が報復攻撃の対象とされ・・・・・・・

これは黙示録ではありません。近未来の日本の姿です。
アベノミクスの次にやってくるのは、アベノリスクの時代なのです。

アベノリスク 第1の罪 引き起こされるインフレ
アベノリスク 第2の罪 大増税不興 繰り返される3度目の悪夢
アベノリスク 第3の罪 TPP 失われる主権
アベノリスク 第4の罪 活断層の上の原発再稼働
アベノリスク 第5の罪 シロアリ官僚に食い尽くされる
アベノリスク 第6の罪 改変される憲法
アベノリスク 第7の罪 創作される戦争

【著者紹介】
1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役。金融市場の最前線でエコノミストとして活動後、金融論・経済政策論および政治経済学の研究に移行。現在は会員制のTRIレポート『金利・為替・株価特報』を発行し、内外政治経済金融市場分析を提示。政治情勢および金融市場予測の精度の高さで高い評価を得ている。また、政治ブログおよびメルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」で多数の読者を獲得している。1998年日本経済新聞社アナリストランキング・エコノミスト部門第1位、2002年度第23回石橋湛山賞(『現代日本経済政策論』(岩波書店))受賞、『金利・為替・株価の政治経済学』(岩波書店)、『日本の総決算』(講談社、『日本の独立』(飛鳥新社)、『日本の再生』(青志社)、『消費増税亡国論』(飛鳥新社)、『消費税増税「乱」は終わらない』(共著、同時代社)、『金利・為替・株価大躍動』(ビジネス社)、『対米従属という宿痾』(共著、飛鳥新社)ほか著書多数。

内容説明

インフレでも給与は上がらず、大増税によって景気はますます悪化、TPP参加で日本の保険・金融・国土はハゲタカに破壊し尽くされ、原発再稼働後の国民は再び放射能事故の恐怖に怯える日々を味わう。またもや拡大し始めた巨額の公共事業利権にはシロアリ官僚が群がり、独善的な改憲によって人権と国民主義は制限され、挙げ句の果てには、「戦争が必要な国」アメリカに巻き込まれる形で戦渦に晒される…アベノミクスの次に起こることを知りたい人へ。

目次

アベノリスク第1の罪 引き起こされるインフレ
アベノリスク第2の罪 大増税大不況 繰り返される3度目の悪夢
アベノリスク第3の罪 TPP 失われる主権
アベノリスク第4の罪 活断層の上の原発再稼働
アベノリスク第5の罪 シロアリ官僚に食い尽くされる
アベノリスク第6の罪 改変される憲法
アベノリスク第7の罪 創作される戦争

著者等紹介

植草一秀[ウエクサカズヒデ]
政治経済学者。1960年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒。大蔵事務官、京都大学助教授、米スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー、早稲田大学大学院教授などを経て、現在、スリーネーションズリサーチ株式会社(TRI)代表取締役。金融市場の最前線でエコノミストとして活動後、金融論・経済政策論および政治経済学の研究に移行。現在は会員制のTRIレポート『金利・為替・株価特報』を発行し、内外政治経済金融市場分析を提示。政治情勢および金融市場予測の精度の高さで高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

29
植草先生の直属の上司が、今の日銀黒田総裁だったようだ。彼が大蔵官僚のときの1985-87年のことである(17頁)。この因縁は何を意味するのか。円安要因をアベノミクス効果ではなくて、FRBが金融緩和縮小との思惑が浮上、金利上昇で円安となったとのこと(28頁)。インフレが生じるとき、インフレ率は2%で止めることはできない(54頁)。日本一の借金王は財務省(55頁)。財務官僚は東大法学部卒だから、経済学の専門ではない。自分中心に物事を考え、自分が間違っているという自覚が足りない(79頁)。 2014/10/14

こも 零細企業営業

10
2013年7月の本。 読んでみて、弱肉強食の弱者側に立つか?強者側に立つか?と世の中を見ると判ってくる。日本の政治は強者に寄り添っている。コレは敗戦時からアメリカの意向が大きく関わっており、一党独裁とも言える状況が永く続いて、敗戦後直後から何とか踏ん張って居たが、世代が変わって来るにつれて自己保身と利益誘導へと走り、バブルが弾けてからその傾向が顕著になる。一度政権交代をしたが、内部分裂させて政権を奪還、そして今は隠さず堂々と利益誘導を行ってる。2019/08/26

nori

7
Learned nothing from it since same option and no evidences. It is pity that anti-abenomics school never talk about employment. Business model of black companies like すき屋, 和民 become difficult under reflation. Anyway, I understand why he was Mirror Man. 2014/11/26

たかさん@

4
参議院選挙が終わった後にこの本を読んだ。当初反対していたTPPや消費税も決まってしまった。安部首相の対米隷属、官僚の天下り先確保などの背景分かると辻褄が合うなと思う。2013/09/28

まゆまゆ

4
現在の安倍政権の進める政策はアベノミクスとして称賛されているが、本当に必要な原発やTPP、消費税増税、さらには憲法改正の話がリスクとして隠されている。すべては既得権益をもつ大企業、官僚そして米国の暗躍がある、と。すべての物事には裏があるというが、この本に書かれたことがすべて本当かどうかはともかく、自分で考える上での参考にはなる。2013/09/03

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