誰がための刃 レゾンデートル

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  • サイズ B6判/ページ数 600p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062176026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

末期癌に冒された若手医師・岬雄貴は、自暴自棄になり街の不良を襲撃する。これがきっかけで殺人鬼「ジャック」と接触することに!

自らが末期癌に冒されていることを知った若手の外科医、岬雄貴。自暴自棄となった彼は体を鍛え上げ街の不良を襲撃する。そのことがきっかけで、連続殺人鬼「ジャック」と接触を持った雄貴は、ジャックの思想に感化され、その共犯となる。偶然助けた少女、沙耶と心を通わすうちに、自らの行動に苦悩するようになる雄貴。「ジャック」はなぜ殺人を繰り返すのか、少女はなぜ追われるのか。残り少ない命をかけ、雄貴は少女のために戦いを挑む。

【著者紹介】
経歴
1978年10月12日沖縄県に生まれる。東京慈恵会医科大学卒。医師。東京在住。日本内科学会認定医。

内容説明

自らが末期癌に冒されていることを知った若手の外科医、岬雄貴。自暴自棄となった彼は体を鍛え上げ街の不良を襲撃した!それがきっかけで連続殺人鬼「ジャック」と接触を持った雄貴は、彼の思想に感化されその共犯者に。が、暴漢に襲われていたところを偶然助けた少女、沙耶と心を通わすうちに自らの行動に苦悩し始める…。「ジャック」はなぜ殺人を繰り返すのか、少女はなぜ追われるのか!?残り少ない命をかけ、雄貴は少女のために戦いを挑む。第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。

著者等紹介

知念実希人[チネンミキト]
1978年10月沖縄県に生まれる。東京慈恵会医科大学卒。医師。日本内科学会認定医。『誰がための刃 レゾンデートル』で第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

124
デビュー作でこのボリューム。ジャックが正体にはビックリで面白かった。2014/10/27

takaC

121
主人公の雄貴が末期癌で死を避けられないという設定が不可欠な要素の話だから真犯人はともかく結末はある程度予想が絞り込めるので、2章の途中辺りから残ページ量がやや苦痛に感じてきたところでジャックの正体が判明し、後は急転直下のジェットコースター状態で一気に最後まで走り抜けた。沙耶との間に勇気くんを残せて良かったね、雄貴くん。残念だったね、真琴ちゃん。2015/09/06

初美マリン

98
何か荒削りの感じがする作品、内容としては面白かったが、主人公の大切な人となる少女の描きかたに違和感があり好きになれない人物像だった2019/05/15

パフちゃん@かのん変更

84
知念氏のデビュー作。現役医師が書いたミステリー・・・というよりハードボイルドですね。バチスタ系とは違った感じ。医療部分は専門用語も多く臨場感にあふれているが、恋愛部分は漫画チックな感じ。ストーリーは面白かった。分厚い本だが読みやすく、一気に読めた。知念氏の最新作「ブラッドライン」を図書館のリクエストで買ってもらった(^^)v2013/09/04

美登利

56
これがデビュー作なんですね。受賞作ということで、やはり読みごたえありました。医療系のハードボイルドミステリー。若い頃このようなハードボイルド物を読みましたが、この主人公は特に格好つけてる男ではないのですが、お医者さんであることから、知念さんの全てが注ぎ込まれてる感じがします。医療での事件は起こりませんけれど、病気についての難解な用語、薬、治療に関して書けるのは医者でないと難しいですよね。他の作品とは違う血生臭い殺人事件と、謎に満ちた犯人の正体、薄々感じてることが繋がった時、なぜかホッとしてしまいました。2015/03/29

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