砂の王国〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062166447
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

エリート商社マンだった遼一。会社を辞め、転職に失敗し・・・・・気がつけばネットカフェ代も支払えないホームレスになっていた。極貧の中で考えた社会への復讐とは。

内容説明

全財産は、三円。転落はほんの少しのきっかけで起きた。大手証券会社勤務からホームレスになり、寒さと飢えと人々の侮蔑の目の中で閃く―「宗教を興す」。社会を見つめ人間の業を描きだす著者の新たなる代表作、誕生。

著者等紹介

荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業。コピーライターを経て1997年『オロロ畑でつかまえて』(集英社)で第十回小説すばる新人賞を受賞。2005年『明日の記憶』(光文社)で第十八回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうじ

144
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白い!(*^_^*)ドン底から、どんどん這い上がっていく模様。ただ、宗教団体怪し過ぎるよ。ハラハラ、ドキドキで下巻にいきまーす(*^_^*)2015/10/12

やこ´•ᴥ•`

77
全財産3円。元証券マンでホームレスとなってしまった「山崎」が、野宿生活で出会ったインチキ臭い占い師「龍斎」とイケメン過ぎるホームレスの「ナカムラ」。この3人で、人生の一発逆転を狙って新興宗教を立ち上げる。---評判通りの面白さ。睡眠時間を削ってしまう吸引力。上巻では最底辺から昇って行くばかりだけれど、下巻はどうだろう。早く読まなくちゃ!でもタイトルからして不幸を予感させられるので、読むのが怖い!笑2020/01/25

おいしゃん

76
長かった。ホームレスを卒業し、宗教団体を立ち上げるオトコたちの話だが、とにかくホームレス時代の話が続く。しかし、だからこそ宗教が軌道に乗っていくさまが、心地よい。荻原さんの軽妙な語り口も良い。2017/01/19

がらは℃

74
ホームレスから、宗教を使って再起をかけるちょっとコミカルな人達の物語。法律すれすれで、人をだましているんだけど、ちょっとした奇跡が起こって何だか憎めない展開になっていく。下巻も楽しみだなあ。2011/05/15

ma--bo.k@k.vodafone.ne.jp

69
大手証券マンからホームレスに転落したサラリーマン。偽占い師・美形ホームレスと共に『宗教』を興して再起を誓う。人の深層真理につけいることができるか…、この先の活動は…、ナカムラは一体何者なのか…、三人の行く末は…、下巻に期待!2011/11/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/960430
  • ご注意事項