内容説明
世界の宗教と哲学の実像がよくわかり、身近になる。不朽の名作『デビルマン』から読み解く「悪魔」の秘密。
目次
第１章 悪魔の正体
第２章 悪魔の輪郭
第３章 新約聖書の悪魔像―“誘惑者”とルキフェルの誕生
第４章 諸宗教の悪魔
第５章 流刑の神々
第６章 魔女狩りと悪魔学
第７章 文学における悪魔
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niyopiyo
9
サブタイトルに＜「デビルマン」を解剖する＞とあるけれど、デビルマンが主体ではなく、その世代ではない私にとっても、自然な例と感じられる程度にしか出てこないのでご安心。たった200ページほどで、旧約聖書（正典・外典・偽典）の伝承・新約聖書・教父たちの教説・中世の神学・魔女裁判・オカルティズム・民間伝承や土着信仰、そして〆に「文学における悪魔」として『神曲』『ファウスト』『マンフレッド』が解説・紹介されるんだから、濃くて当然！この構造や思想が西欧文学の底にあるのだとわかれば、より深く読めるようになる…と、思う！2016/03/14
bbb
2
○。悪魔聖誕―デビルマンの悪魔学、改稿？最後の「ソロモンの遺訓」要約がよかった。2010/04/04
きりん
0
図書館で目に入ったので。思ったより面白かったです。2011/12/12
