わくわくライブラリー たんじょう会はきょうりゅうをよんで

如月 かずさ【作】/石井 聖岳【絵】

講談社（2018/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 80p／高さ 22cm
• 商品コード 9784061957817
• NDC分類 K913
• Cコード C8093

出版社内容情報

たんじょう会にお行儀が良い変な”きょうりゅう”がやってきた！でもきょうりゅうがケーキを食べるとたいへんなことがおこり……。父さんにもらったハガキで、ほんかくてきなしょうたいじょうを作って、ほんかくてきな部屋のかざりつけをして、母さんにもほんかくてきなりょうりをたのんでおいた。じゅんびはかんぺきだ。──本文より。
郵便屋さんの手違いでたんじょう会にきょうりゅうがやってきた。でも、
「まちがいだから帰ってください、なんていえない。それはきっと、ほんかくてきじゃない。」
それにきょうりゅうは初めてのパーティに出席するためにマナーを勉強してきたらしくて、とてもお行儀が良いのだ。でもきょうりゅうがケーキを食べるとたいへんなことがおこって……。

　「れいぎ正しくすること」は、「ほんかくてき」なことで、ちょっと背伸びをするような、ステキなことだと思って楽しんでいる、ぼくときょうりゅう。

たんじょう日という子どもにとっては一番のハレの日を舞台に、マナーを大切にすることが、ちょっと「ほんかくてき」でわくわくすること、お友達ともっと仲良くできるステキなこととして可愛らしく描かれています。新鮮な視点に大人もはっとさせられる楽しい作品です。

如月 かずさ［キサラギ カズサ］
著・文・その他

石井 聖岳［イシイ キヨタカ］
著・文・その他

内容説明

きょうりゅうが、ぼくにむかってたずねてきた。「おたんじょう会のあるおうちは、こちらでよろしかったですかな？」。小学初級から。

著者等紹介

如月かずさ［キサラギカズサ］
１９８３年、群馬県生まれ。東京大学教養学部卒業。『ミステリアス・セブンス封印の七不思議』で第７回ジュニア冒険小説大賞を受賞。『サナギの見る夢』で第４９回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『カエルの歌姫』（講談社）で第４５回日本児童文学者協会新人賞を受賞

石井聖岳［イシイキヨタカ］
１９７６年、静岡県生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みつばちい]

本格的な誕生日会を開くつもりがなぜか手違いで恐竜が来てしまい、他の友達が怖がって帰ってしまう。でも恐竜がとても誕生日会を楽しみにして、わざわざテーブルマナーを覚えたり、手品の練習をしてきてくれたのを知り、ぼくは心から幸せに感じる。お母さんが全然動じずおおらかなのがいい。心温まる話で楽しめた。蔵書に加えようかな。

2018/08/21

[池野恋太郎]

一昔前のスタンダードな児童文学。内容はよくある感じだけど、恐竜が健気で可愛くていい感じ。軽くナンセンスで都合良く設定無視してるけど面白かったです。

2020/09/03

[けいねこ]

いや、本当はよんだはずじゃなかったんですけどね。思いやりがうれしい、楽しいお話です。

2018/02/20

[チタカアオイ]

【図書館】

2019/10/31

[ちかこ]

呼んでいないお客がきてしまって、たんじょう会が台無しかと思いきや、予想以上に楽しい会になって、新しい友だちもできた。

2018/06/23