出版社内容情報
「カップヌードル」の発明者。「世のために今までにないものを作る」という精神は、児童に大きな希望と勇気を与えるに違いない。
「チキンラーメン」と「カップヌードル」の発明者、食文化の革命児。特許の独占期間を短縮、インスタントラーメンを世界に普及させ賞賛される。生涯を貫いた「世のために今までにないものを作る」という精神は、児童に大きな希望と勇気を与えるに違いない。
【著者紹介】
横浜国立大学教育人間科学部部長・教授。
目次
レジェンドストーリー６ 安藤百福―１９１０‐２００７（即席ラーメンを発明したアジアの英雄；「食べる」は「生きる」の基本；若者の救済と挫折の日々；チキンラーメン誕生物語；チキンラーメンで大逆転；業界の発展のために；カップヌードルで世界へ進出；世界のラーメンと宇宙のラーメン）
安藤百福資料館（安藤百福の功績；安藤百福の生涯とその時代；安藤百福とかかわりのあった人々；安藤百福が残した言葉；安藤百福のゆかりの地）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小木ハム
12
偉人の生涯がわかりやすく書かれた良い本です。子供向けとか関係無いですね。初めて即席麺(チキンラーメン)を開発した日清食品の創業者、安藤百福は、世界に誇る食文化、もとい食のインフラを作った人。一風変わったその名前は『世の中にたくさんの福をもたらす人になってほしい』という両親の想い。社名は『日々清らかに豊かな味を作りたい』という思いから。2007年、96歳で亡くなるまで毎日インスタントラーメンを食べ、仕事もこなし『即席麺は体に悪い』を覆す生き証人だった。仕事が楽しいと自ずと健康になる。文字通り生涯現役だった。2021/04/08
epitaph3
6
2015年267冊目。とにかくね。この、社会のために何ができるか？という意識を感じると、それだけでね、涙が出てくるんです。この人は、考えて考えて考えぬく人だったと思う。自分もひとつのことに集中して、没頭して考えるのは好きだけれど、そこに、利他はあるだろうか。2015/06/06
まげりん
4
ダネイホンじゃなくてなんだったっけーと読んでみた。ビセイクルだ！読みやすくてカラー資料も大きくていい。これは推していこう2023/12/22
おおきなかぶ
3
娘が図書館で借りた本を読ませてもらいましたが、中々面白かったです。インスタントラーメン発明記念館は、”松本家”でも行っていたな。2016/05/03
エーメ
3
志を持って邁進する人は、強い。「社会のために何をしたらいいか」なんて、いまどきどれほどの人が考えるだろうか・・・。 若い頃の思いがけない出来事や、彼の心に刻まれた終戦の風景が衝撃的である。 大望・商才・公益の精神で生きた偉人。語録も個性的で、印象に残る。 絵や写真も豊富で、理解が深まる。お勧めの一冊。2016/01/22
