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内容説明
「キリト、教えて…。私は…どうすればいいの?」最高司祭アドミニストレータを倒した代償、それはユージオの死、そしてキリトの精神喪失だった。激闘から半年後。アリスは、意志の無い虚ろな表情で車椅子に乗るキリトと“ルーリッドの村”に身を寄せていた。整合騎士としての役目“人界の守護”をベルクーリに託したアリスは、心を失ってしまったキリトと静かに暮らすことを選んだのだ。そして、“アンダーワールド”には、賢者カーディナルの預言した“最終負荷実験”が刻一刻と近づきつつあった…。“ダークテリトリー”からの邪悪な息吹が“人界”に流れ込み始める。ついに、恐るべき闇の軍勢が動き出そうとしていた。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
異世界西郷さん
97
個人的に、今巻の表紙はソードアート・オンラインシリーズの中で一番綺麗だと思います。前回までは、アドミニストレータ戦で熱い展開だったので、今回の心神喪失したキリトをアリスが介護する描写はなんだか不思議な気分になりました。アリスが父親や妹と再会できたのは良かったです。現実世界の方もかなり危機的な状況に陥りますが、なかなかの迫真の描写でページをめくる手が止まりませんでした。次回はアスナがアンダーワールドにダイブするのでしょうか? 最終負荷実験で闇の軍勢が攻め込んできますがそれがどのようになるのか、楽しみです。2014/08/12
Yobata
93
アドミニストレータとの激戦から半年、心を失ってしまったキリトを連れアリスはルーリッドに戻り、自分が何をすればいいか悩んでいた。現実世界ではアメリカのNPCが「ALICE」奪取の為、ラースを襲撃してくる。魂に人一倍興味のあるガブリエルは奪取できた部分を利用しダークテリトリーの皇帝としてアンダーワールドに侵入。そして最終負荷実験が始まる…。アリシゼーション第二部アンダーワールド大戦開幕。ラースに襲撃したのは米NPCか…なんだか話が内外とも個人規模から軍事規模になって鎌池作品みたくなって来たなw今回はダーク→2014/08/10
しずく
89
「……わたし、行きます」キリトが空気化したまま15巻終了…なんだかもどかしいです。ロニエとティーゼたちとの再会場面は不本意にも涙が出そうでした。にしても、長すぎる…人物は増えすぎだし説明は長いし用語も覚えられません。でもまぁ、飽きかけてたアリシゼーション編も少し面白くなってきて続きもよみたいね。裏表紙に軽く笑ったけれどあの子たちが早く登場して欲しい!実は前巻でやめようと思ってました。が、イラストがやっぱり素敵で買ってしまいまして。大丈夫です、次巻も買います。キリトを見届けてやろうという気になってきました笑2014/08/13
ひめありす@灯れ松明の火
75
ねえ、キリト。貴方は今何処に居るの?妹が、貴方の為の食事を運んでくれるの。騎士見習いの少女が、貴方を知っていると言ったわ。赤い髪の女の子が、青薔薇の剣に触れて泣いたの。貴方達だけの物語ね。貴方が腕や、青薔薇の刀身の様になくなってしまった訳じゃないって、わかっているの。きっと貴方は、戻ってくるって。だけど、何時?どうやって?今も何処かで。皆が貴方の為に頑張っている。皆一心に、貴方の帰りを願っている。それに、聞こえているでしょう?あの跫音が。貴方を必要とする戦いが、すぐ傍まで来ている。皆が貴方を、待っている。2015/02/28
まりも
65
アリシゼーションの第7幕。ユージオの死、キリトの心神喪失を代償に、アドミニストレーターを倒した後の世界を舞台にした話。新章開幕したのは良いけどキリトさん廃人したままか。前半はアリスがキリトを介護するだけだったし、後半は戦争へ向けた準備で終わってしまったので正直何だかなあといった感じ。とりあえず今回嬉しかったのはティーゼとロニエが再登場してくれたことかな。彼女達の無事を知れて本当に良かった。現実とのリンクについてはアスナが参戦するであろう今後に期待しましょう。とりあえず続けて次巻読みます。2017/05/10