内容説明
『万葉集』は単身赴任の悩みや貧苦までを詠み込んだ生活のアンソロジー、『宇津保物語』は王朝のアラビアンナイト、老人介護を描くのは『大和物語』。『竹取物語』はシルクロードへの憧れをたっぷりと含み、『源氏物語』に描かれる華麗な六条院は老人ホーム。『栄花物語』には経済力のない女性の晩年救済策が、『池亭記』には地上げが描かれている。人間はいつの世も変わらないものだから、生活も価値観も違う昔の人が書いたものがこんなにも面白い。
目次
万葉集―生活のアンソロジー;竹取物語―ガンダーラの秘宝;宇津保物語―王朝アラビアンナイト;大和物語―老人介護地獄;源氏物語―姦通そして老人ホーム;枕草子―虚構の家;池亭記―平安土地白書;栄花物語―王朝ホスピス;今昔物語集―女の魔性;小倉百人一首―和歌は世につれ;撰集抄―アンドロイド閣僚;宇治拾遺物語―知恵者の恋;能―戦いは悪業;奥の細道―覗機関奥之細道;好色一代男―雪江戸廓夜話;懐硯―帰ってきた夫;浮世風呂―教育ママにゆとりのパパ



