出版社内容情報
日本橋本石町の呉服屋・松浦屋に七人の賊が押し入った。番頭が殺された上、千五百両余りが盗まれたというのだ。火盗改の雲井竜之介は、賊の一味に、数人の手練れの武士がいることに警戒するのだが──。
内容説明
日本橋の呉服屋・松浦屋に7人の賊が押し入り、番頭が殺された上、大金が奪われた。番頭は、恐ろしい太刀筋で頭を割られていた。火付盗賊改方の与力・雲井竜之介が密偵たちと共に聞き込みを始めると、賊には3、4人の武士がいることが判ってきた。だがその直後、賊を探っていた岡っ引きが何者かに斬り殺されてしまう。さらに賊は両替商をも襲ったのだ。かつてない恐ろしい敵に、竜之介は勝てるのか。大人気シリーズ堂々完結!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。近年は時代小説、剣豪小説の分野で活躍。著書は300冊を超える。2012年、第1回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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