出版社内容情報
不治の病の発病、内定取り消し、1日4回の注射。それでも、やるしかない!
熱狂的阪神ファンのタレント・千秋さん推薦!
1型糖尿病患者のプロ野球選手・岩田稔の不屈の半生
原因がわからず、しかも完治につながる治療法が確立されていない不治の病・1型糖尿病。
1型糖尿病患者は糖尿病患者全体の1~3%の割合でしかないことから病気に対する世間の認知度は低く、また不摂生が原因となる大多数の2型糖尿病と混同され、偏見や差別に基づく悲しい事件も後を絶ちません。
阪神タイガースの先発投手として、プロ野球という舞台で活躍する岩田稔選手もまた、大阪桐蔭高校2年生の冬、1型糖尿病を発病したひとりです。高校卒業後は社会人野球に進むことが決まっていたものの、病気が原因で内定が取り消される辛い経験もします。しかし、その悔しさをバネに病気と向き合い続け、大学卒業後に阪神タイガースに入団。第2回WBC(2009年)、日米野球(2014年)では日本代表にも選出され、1日4回のインスリン注射を打ちながら一線級の投手として活躍しています。
「僕を通じて、もっと多くの方に病気について知ってほしい」
本書は、「やらな、しゃーない!」という前向きな気持ちで、諦めずに夢を叶えた岩田選手の半生を振り返りながら1型糖尿病という病気について知っていただくと同時に、同じ病気を抱える子どもたちやご家族の希望にもなってほしいという想いで書かれました。
また、10年間のプロ野球生活でのエピソードを通じ、知られざる苦悩や成功の裏側、これからの目標など、野球人・岩田稔についても率直な想いが綴られています。
【著者紹介】
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内容説明
不器用でも前向きに、時には強烈な反骨心で、逆境を乗り越えてきたプロ野球選手の足跡。それが原因不明の不治の病・1型糖尿病であっても―。
目次
第1章 絶望と反骨心(「もう、野球できへんな…」;1週間で8kg減―痩せ細る体 ほか)
第2章 不屈(生来の負けず嫌い;愛と試練に満ちた少年野球時代 ほか)
第3章 1型糖尿病とともに生きる(阪神タイガースを選んだ理由;1型糖尿病とは? ほか)
第4章 天と地(阪神ファンからの引退勧告;恩人・遠山奬志コーチ ほか)
第5章 想い(1型糖尿病の根治を願って;夢を、あきらめないで ほか)
著者等紹介
岩田稔[イワタミノル]
1983年10月31日、大阪府守口市生まれ。大阪桐蔭高校2年生の秋よりエースとして活躍し、同年秋季大阪府大会で準優勝、近畿大会でベスト8。関西大学に進学し、速球と多彩な変化球が評価され、2005年に希望入団枠で阪神タイガースに入団。3年目の2008年より1軍のローテーション投手として定着し、2015年現在も先発投手として活躍中。2009年WBC、2014年日米野球では日本代表にも選出された。高校2年生で発病した1型糖尿病の啓発と根治のために、患者の子どもたちとの交流、「1型糖尿病研究基金」への寄付など、社会貢献活動やファンサービス活動に積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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