出版社内容情報
現在最注目の乱歩賞作家が描く、冤罪事件をめぐるリーガル・サスペンス!
大学生の石黒洋平は母の遺品整理の際、本当の父親が元検察官で『赤嶺事件』と呼ばれる殺人事件を犯した死刑囚であることを知る。父の無実を信じる洋平は、雑誌記者の夏木涼子と『赤嶺事件』を調べ始めるが……。
【著者紹介】
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内容説明
大学生の石黒洋平は亡くなった母の遺品を整理中、隠されていた手紙を見つける。そこから洋平は、自分の本当の父親が『赤嶺事件』と呼ばれる殺人事件を犯した死刑囚であることを知る。殺された被害者は、母の両親―つまり洋平の祖父母だった。被害者の孫で、加害者の息子。事実を受け入れられない洋平は、父が無実である可能性に一縷の望みを託し『赤嶺事件』を調べ始める―。最注目の乱歩賞作家が“司法の闇”を抉り出す!慟哭のリーガルサスペンス。
著者等紹介
下村敦史[シモムラアツシ]
1981年京都府生まれ。1999年に高校2年生で自主退学し、同年、大学入学資格検定合格。2006年より江戸川乱歩賞に毎年応募し、2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門で2位、「このミステリーがすごい!2015年版」国内編(宝島社)で3位にランクインし、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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