出版社内容情報
歴史に埋もれた真実の物語――愛の花咲く「GOSICK」短編集、第3弾!
オールド・マスカレード号事件を解決し学園に戻ったヴィクトリカは、疲れが出たのか熱を出してしまう。一弥は、秋の花にまつわる謎を手土産に、日々彼女のお見舞いに通うのだが…? 秋香る「GOSICK」短編集第3弾!!
内容説明
オールド・マスカレード号での事件を解決し学園に戻ってきたヴィクトリカと一弥。しかし長旅の疲れが出たのか、ヴィクトリカは熱を出して寝込んでしまう。「おもしろい話をもってきたまえ。それと、花もだ」一弥は、花とそれにまつわる不思議な逸話を手土産に、退屈する彼女のお見舞いに通い始めるが…?時代に埋もれた物語の真実を解き明かすたび、二人の絆がまた揺るぎなく深まっていく―。「GOSICK」短編集、第3弾。
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
2000年デビュー。03年スタートした「GOSICK」シリーズがヒット。07年『赤巧葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
18
ヴィクトリカのために花と書物をもって、せっせと通う一弥が良い。エーデルワイスのお話が特に好きです。それに、これだけは私にも真相がわかったし・・・(笑)。2011/12/16
こかげ*ゆるゆる
16
前巻までの冒険で、体調崩したヴィクトリカを、毎日本と話にちなんだ花をもってお見舞いする久城くん。キッチンで男子たるもの!とか思いながらヴィクトリカにニンジングラッセ作ってあげる久城くん。ヴィクトリカ、ニンジン食べられてよかったね♫これからもいろんなものが食べられるようになって、健康になるといいね…なんてのんびり読んでたら、最後に引っかけられかかって、あぶないとこだったwwでも久城くんより先に気づいたし♫もちろんアブリルよりも♫ヴィクトリカとママが会って話すところ、早く読んでみたいな…✨2014/02/24
☆すずか☆fighters!o(`^´*)
11
穏やかな2人の時間。一弥と同じく、ほとんど物語の真相に気づきませんでした。今まで読んだ本も、知恵の泉が私にもあれば違う受け取り方ができたのかしら?2013/12/27
有子
10
最後、もしやと思ったら、やっぱりコルデリアだったか。ヴィクトリカが知らないだけで、母は意外と子供のことを気にしてるのね…だんだん仲良くなっていくヴィクトリカと久城くんですが、まだまだ波乱は起こりそう。続きを読みたいところなんですが…ビーンズ文庫版はこの先、いつ出るのでしょう?できれば武田さんのイラスト付きで読みたいなぁ2013/12/20
まりもん
10
花にまつわる楽しい短編集だった。一弥がヴィクトリカのお見舞いに行くたびにお見舞いの品として本と花を持ってきた後のヴィクトリカの反応がとても可愛い。2011/12/01