築地市場 クロニクル1603‐2016

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784023314627
  • NDC分類 675.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2016年11月、いよいよ築地市場が閉場。世界一の魚市場は、その約80年の歴史に幕を下ろす。本書では日本橋から築地、豊洲へ受け継がれる魚河岸の歴史のすべてを網羅。未公開の秘蔵写真の数々で、築地市場を俯瞰する。

内容説明

2016年11月、築地市場、閉場。日本橋魚河岸と築地開場、GHQによる撮影、市場完成までの建築プロセス、昭和の日常、ヒトラー・ユーゲント来場、最後の初ゼリなど…新発掘・未公開写真約400枚で辿る、世界最大級の市場のすべて。

目次

第1章 築地市場24時間の鼓動
第2章 日本橋と京橋、ルーツはふたつの河岸に
第3章 巨大復興建築としての点景
第4章 激動の昭和、開場・戦争・復興
第5章 築地400年の時空散歩
第6章 伝統と風習、日々是好日
第7章 昭和の宿題、豊洲市場への道

著者等紹介

福地享子[フクチキョウコ]
宮崎県生まれ。婦人画報社の編集者を経てフリーランスに、ファッション誌や料理本などを手がける。1998年、築地市場の水産仲卸「濱長」のチラシ作りを頼まれたことをきっかけに同店で働き始める。2010年から築地市場の文化団体「築地魚市場銀鱗会」の事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパシーバ@日日是決戦

79
{2016年} 2016年11月を以て築地市場は豊洲に移転(但し場外市場は新たな施設も増やし築地に残る)。築地が市場の街となったのは、関東大震災以後(それ以前は水産物は日本橋、青物は京橋)。第二次世界大戦敗戦後、敷地の4分の1がGHQに接収される(その目的は巨大ランドリーの施設が必要-のちランドリーの機械や取得した技術により、日本のクリーニング業界にとって大きな一歩を踏み出す草分けとなった)など知らぬことばかり。1万を超す人が働き、1日当たりの取扱高は水産物が1700t、青果物が1100t(ヒェ~!)。2016/04/11

BEAN STARK

8
歴史ある築地市場があと半年ほどで移転する。旅行に行くとその土地の市場に行くのが、楽しみのひとつである。築地市場は訪れたことがない。なくなるとわかると「一度くらいは」と思ってしまう。2016/05/31

のり

2
2016年、豊洲市場開場。もうすぐ東京都中央卸売市場築地市場は思い出の場所になる。以前は日本橋が中心地だったこと、関東大震災を経て築地に移転してくるまでの経緯、工事や戦時中・戦後の様子、お祭りなどもわかりました。古い絵や写真、設計図まで残っていて貴重です。初めて築地に行ったときは、自動運搬車ターレットに釘付けになりました。深夜に行ったことはなかったので、マグロがずらりと並ぶ様子や、職人の包丁裁きを見に行き、働く人たちが食べるようなごはんを食べたいです。2016/05/05

アーク

2
いよいよ豊洲への移転が今年11月に迫った築地市場の歴史を詰め込んだこの一冊、そのルーツや変遷の様子など知らなかったことが満載。築地市場はもうすぐなくなってしまうので、その歴史を写真と共に追っていくのも一興だな。移転までには一度はまた海鮮丼食べに行かないとな。2016/04/21

130

1
築地市場の歴史を綴った本。2022/12/28

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