岩波現代文庫
浪費するアメリカ人―なぜ要らないものまで欲しがるか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 367,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006032142
  • NDC分類 365
  • Cコード C0133

内容説明

米国の中流階級は、過剰に消費しても満足できないばかりか、満たされぬ思いはなお強まる。なぜ浪費が定着してしまったか。本書はその背景に「働きすぎと浪費の悪循環」が存在していることを解明する。浪費を止めるためには、新しいライフスタイルが求められていると喝破する。日本における消費・労働・生活の今後を見極めるうえで必読の一冊である。

目次

第1章 新しい消費主義の出現
第2章 商品によるコミュニケーション―私たちが買うものはいかにして多くを語るのか
第3章 視覚的なライフスタイル―アメリカのステータスシンボル
第4章 消費があなたらしさを創る
第5章 隣のダウンシフター
第6章 ディドロの教訓に学ぶ―欲望の上昇を止める
エピローグ 消費を減らせば経済は難破するか

著者等紹介

ショア,ジュリエット・B.[ショア,ジュリエットB.][Schor,Juliet B.]
1955年米国生まれ。マサチューセッツ大学で賃金変動の研究により、博士号を取得。『働きすぎのアメリカ人』で注目を集める。ハーバード大学准教授を経て、現在ボストン大学社会学教授

森岡孝二[モリオカコウジ]
1944年生まれ。関西大学教授。株主オンブズマン代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。