岩波ジュニア新書
植物は何を見ているか

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005004089
  • NDC分類 K471
  • Cコード C0245

出版社内容情報

成長

内容説明

発芽・成長・花芽の形成など、植物の生存にかかわる営みは、どんなしくみで行われるのか。「眼」をもたない植物は、まわりの環境をどのようにして知るのか。光を受けとめる物質の正体は?自らこの謎解きに挑んできた著者たちの、創意あふれる研究と歴史が語られる。

目次

1 植物は光に頼って生きている
2 光の作用をブラックボックスで解く
3 光情報を捕える仕組みを探る
4 不思議な形をしたフィトクロム分子
5 手分けをしてはたらくフィトクロム遺伝子ファミリー
6 ほかの色素と助け合う
7 光情報はこうして伝わる
8 フィトクロムはどこではたらいているか
9 人工フィトクロムをつくる
10 植物らしい生き方を支える光情報

著者等紹介

古谷雅樹[フルヤマサキ]
1926年東京生まれ。東京大学名誉教授。1949年東京大学理学部卒業。理学博士。イェール大学院Ph.D.。理化学研究所国際フロンティア研究システム、日立基礎研究所で、フィトクロム研究を国内外の多くの研究者と推進
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海星梨

5
「ジュニア???」という疑問に対して、おわりにで「ジュニアの意味は年齢ではなくこの道になじみの薄い人」と書いてあって本書で一番いい箇所ではなかろうか← まぁそれくらい意味がわからなかった。2020/08/19

竜王五代の人

1
植物が光を感じるための物質フィトクロム他の研究史。前書きにあるような、人類はいかにその知を積み重ねてきたかを著者の専門を通して語った感あり。研究に携わった人々の名が下っ端含めいっぱい出てくる。DNAをいじくって目的のたんぱく質を作らせることは(比較的!)簡単だが、それ以外の有機化合物を作らせる、作り出すとなるとと、2000年代当時の難関を語る。2023/09/04

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