岩波新書<br> 在日外国人―法の壁、心の溝 (第3版)

個数:
電子版価格
¥902
  • 電書あり

岩波新書
在日外国人―法の壁、心の溝 (第3版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月20日 10時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004314295
  • NDC分類 334.41
  • Cコード C0236

内容説明

半世紀前にアジアからの留学生に出会い、その後、著者は、在日韓国・朝鮮人や留学生、労働者、難民などを取り囲む「壁」を打ち破るために、長年にわたって尽力してきた。最新のデータとともに、入管法の大幅「改正」のほか、高校の無償化など外国人学校をめぐる問題についても語る。ロングセラーの最新版。

目次

序章 アジア人留学生との出会い
1 在日外国人はいま
2 「帝国臣民」から「外国人」へ
3 指紋の押捺
4 援護から除かれた戦争犠牲者
5 差別撤廃への挑戦
6 「黒船」となったインドシナ難民
7 国際国家のかけ声のもとで
8 外国人労働者と日本
終章 ともに生きる社会へ

著者等紹介

田中宏[タナカヒロシ]
1937年東京都に生まれる。岡山県出身。1960年東京外国語大学中国学科卒業。1963年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。アジア学生文化協会勤務、愛知県立大学教授、一橋大学教授、龍谷大学特任教授を経て一橋大学名誉教授。専攻は日本アジア関係史、日本社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

20
外国人問題は朝鮮人問題と読替えられる。朝鮮人は1910年代に急増、最盛期は230万人に達した。大部分が帰国したが、1946年には64万人。半島に国家が成立したことで、朝鮮人は外国人の扱いになった。北が帰還を促進したのに対し、南は帰国を拒否し、実質難民化。その後、インドシナ難民発生に伴い、人道面での施策が進み、アジアからの出稼ぎ常態化に伴い、定住や就業でのガラスの壁は徐々に破られていった。一方、民族主義的で反日思想をもち、反社会的勢力や暴力的極左とつながり、人口に対し犯罪比率の高い集団の扱いに苦慮している。2020/02/15

skunk_c

16
名著。初版、新版も読んだが18年経って出された本版では、「その後」についても取り上げられている。著者自身の体験を経糸にしながら、統計データ、制度や法律、そして様々な事件を織り込んで、在日、特に朝鮮半島から戦前やってきた人たちの置かれた差別的状況の具体と、それに対するたたかいと変化を丹念に示している。その中で際立つのが政府の腰の重さ。縦割り行政の弊害もあろうが、理解ある官僚もいる中、基本的に外国人を「異質なもの」とできるだけ遠ざけようとする姿勢が目立つ。最近の韓国が地方選挙権など改革を進めているのと好対照。2016/08/10

すみけん

12
グローバルだの国際化だのを謳っているわりに、在日外国人の人たちへの配慮が日本はまだまだ足りないことを思い知らされる。地方選挙への参政権もしかり。開かれた、共に生きる社会を構成していかないと、これからの未来は立ち行かない。2017/03/23

Francis

11
初版から版を改めるごとに読んでいる本。初版は在日コリアンの問題に焦点を当てていたが、今回はヴェトナム難民や日系南米出身者などのニューカマーにも相当焦点を当てている。在日外国人の選挙権、高等教育への補助金問題など、以前からこの国の外国人政策はあまり前進していないようだ。国籍が違えども同じ人間なのに。この国も古代から多くの移住を受け入れ、独特の文化を発展させてきたことを忘れてはいけない。人口減少もいよいよ本格化し、国外との交易がなければ経済も成り立たない状況の今、外国人を対等な社会の一員として受け入れるべき。2015/06/07

壱萬弐仟縁

11
日本も多文化共生社会になっているがゆえに、重版して新たな社会問題に切り込む姿勢が理解される。異文化間の衝突は増えているのだろう。異分子への反応が過剰な画一社会像が日本社会の特徴になるのだろうか。ウチとソト。本音と建前。鎖国の歴史。そうした規範からすると、まだ自他の区別にはセンシティヴなのだ。韓・台・中の占有率が大きい(49頁、法務省データ)。昨今、木曽駒ヶ岳で韓国人が遭難死の事故が起きたばかり。学校や地域でも、ハーフとか外国人妻の混住社会は進んでいる印象を受ける。いい意味で両国を繋ぐ人財になってほしいが。2013/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6749471
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。