岩波文庫<br> ゲーデル 不完全性定理

個数:

岩波文庫
ゲーデル 不完全性定理

  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2024年03月28日 17時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003394410
  • NDC分類 410.9
  • Cコード C0141

内容説明

ゲーデル(一九〇六‐七八)の不完全性定理論文は、数学の定理でありながら哲学、心理学、現代思想、情報科学などの研究者をひきつけ、様々な影響を与えた。「解説」では、不完全性定理論文の歴史的経緯を説明し、その内容を丹念に解説する。

目次

第1部 翻訳
第2部 解説(不完全性定理とは何か?;厳密化、数の発生学、無限集合論 1821‐1897;論理主義:数学再創造とその原罪 1884‐1903;ヒルベルト公理論:数学は完全である 1888‐1904;数学基礎論論争 1904‐1931;不完全性定理のその後;不完全性定理論文の仕組み;論文の構造;あとがき)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

22
入院でもしない限り読まないだろうなと思っていた本ですが、読み始めると割と短期間にすらすら読めて楽しめた。ある意味禅問答のような感覚だが、数学とは極めて人間臭い学問なんだなと再認識。面白い!2014/05/27

LUNE MER

17
最近Twitter上で「現代数学は間違っている」というアカウントが登場し、「空集合は存在しない」「選択公理は間違っている」等の主張を行い、数学界に革命を起こすと息巻いている。どうやら本人はあまりご存知ないようなのだが100年ほど前にホットだった話題で、彼の主張を見ながら「そう言えばあの概念ってどう整理されてたっけ?」という復習をしたくなって、その辺の数学史に詳しい本書を再読。ゲーデルの原論文とその解説という構成だが、全体の3/4を占める解説の方が滅茶苦茶面白いというある意味歪な本。2023/02/08

壱萬弐仟縁

12
数学のみならず哲学、心理学、思想、情報学でも高い関心を得た(表紙折返し)。1931年初出。まえがき で指摘されているように、難解なもので意味の理解は素人では困難だとわかる(8頁他)。脚注もあり、論文そのもの。証明で用いられる論理式、命題、変数は、」常に同型像内の対応する対象であると考える」べきだという(18頁脚注)。人工言語で記述された数学は、その表現力が十分豊かならば、完全かつ無矛盾であることはない。数学形式系の表現力が豊かならば、無矛盾の事実はその系自身では証明できない(76頁)。数学的不完全性定理。2013/09/23

キョートマン

9
不完全性定理自体は難し過ぎて理解できなかったので、それを取り巻く歴史の解説をメインに読んだ。形式主義だとか論理主義だとか直観主義だとか、ふんわりとしてイメージを掴むのが精一杯だった。ただ、世間で言われているほど不完全性定理は数学に影響を与えていないということが印象に残った。2021/08/30

Tomoko 英会話講師&翻訳者

6
某勉強会でゲーテルが出てくるので予習のために読もうと思ったが挫折。とりあえず不完全性定理の解釈として「数学は矛盾しているか不完全であるか、どちらかである。」「数学の正しさを確実な方法で保障することは不可能であり、それが正しいと信じるしかない。」ふたつめの解釈は衝撃的だった。2016/04/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9908
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。