内容説明
裁判員裁判が始まり、死刑判決のケースが出てきている。『モリのアサガオ』などを通じて死刑とは、を問いかける漫画家郷田氏と、裁判員裁判を取材し続けているジャーナリスト竹田氏が、死刑の基準、判例、裁判員が死刑判決にかかわることについて対談する。
目次
1 市民が死刑と向き合う(『モリのアサガオ』;『サマヨイザクラ』;死刑求刑の裁判員裁判;永山基準と光判決:刑場公開と刑務官の負担)
2 裁判員に重圧と葛藤(「お上任せ」を改革;被告の反省と償い;被害者遺族の心情;冤罪と全員一致ルール;取り調べの可視化と証拠開示)
3 一人ひとりが考え続ける(裁判員の選任;守秘義務と制度見直し;世論調査;死刑の抑止力と終身刑;「個人」と「国」)
著者等紹介
郷田マモラ[ゴウダマモラ]
1962年三重県生まれ。83年大阪総合デザイン専門学校グラフィックデザイン学科卒、フリーのイラストレーター時代を経て、93年にモーニングのちばてつや賞一般部門・大賞受賞、ミスターマガジンの新人漫画賞・入選受賞で二誌同時デビュー。98年、『きらきらひかる』が連続ドラマ化。05年、『MAKOTO』が映画化。09年、『サマヨイザクラ』がスペシャルドラマ化。10年、『モリのアサガオ』(第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・大賞受賞)が連続ドラマ化
竹田昌弘[タケダマサヒロ]
1961年富山県生まれ。85年早稲田大学法学部卒。毎日新聞記者(静岡支局、大阪本社第一整理部)などを経て、92年に共同通信記者となり、宇都宮支局、編集局社会部、大阪支社社会部に勤務、事件・事故や司法を長く担当した。2005年編集局社会部次長。09年2月から社会部編集委員。つくば国際大学の非常勤講師(メディア社会学)も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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