出版社内容情報
10歳のバスチアンは本を読んでいた――ファンタージエン国は,正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない…….映画化された大長編ファンタジー.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
177
映画が面白かったので読みました。 映画で理解できたところは、なるほどと思いました。2013/05/06
HIRO1970
117
☆★☆中学生ぐらいの時に読みました。リマールの歌声が今でも耳に甦ります。2005/01/01
ゆう
106
もう何度読んだかわからないくらい、何度も何度も読み返しています。 細部に渡るまでがよく出来ていると、読むたびに感心してしまう内容です。 大人になってから読んでも、子供に返って物語の主人公になった気持ちで楽しめると思います。 何よりこの本の装丁が物語そのままなのも夢があって素敵です。 映画のネバーエンディングストーリーは、2から世界観が変わってしまって残念でした。 やはり小説で読むのが一番だと思います。2019/10/04
たか
76
海外ファンタジー小説の中で最も好きな本。映画『ネバー・エンディング・ストーリー』の原作本だが、映画とはまるで違う印象を受ける。前後半に分かれる二部構成になっており、前半は主にアトレーユが主人公、後半はバスチアンが主人公になっている。映画は、前半部分のみ映像化しており、純粋に面白いファンタジーだが、本当に面白いのは映像化されていない後半部分である。バスチアンの『はてしない旅』を通じて本当の自分を探していくところが見どころだ。A評価2018/10/20
megu
69
再読。本当に大好きな物語。本の中の世界(ファンタージエン)に迷い込む、元祖冒険ファンタジー。“世の中には悦びの形は何千何万とあるけれども、それはみな、結局のところたった一つ、愛することができるという悦びなのだと。”様々な経験を通して学び、大切なものに気付き、一回りも二回りも成長する主人公バスチアン。そして内容だけでなく、この単行本の製本が素晴らしい。作中に登場する原作に忠実に、あかがね色の表紙、二色刷りの文字や扉絵等、本当によく作り込まれている。何度読んでも、読後は感無量。しばらくこの世界に浸っていたい。2022/06/22