大型絵本
おとうさんの庭

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 25X28cm
  • 商品コード 9784001108880
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

動物好きの農夫と3人のむすこは、いつも歌をうたいながら仕事に精を出していました。ところが、何週間も日照りがつづき、たいせつな家畜も畑も失ってしまいます。歌を忘れた父子の心にふたたび希望をもたらしたのは、庭の生け垣。のびてくる枝を見えたとおりの形に刈り込むことでした。深い緑色とさりげない装飾が美しい大型絵本。

著者等紹介

フライシュマン,ポール[フライシュマン,ポール][Fleischman,Paul]
1952年、アメリカのカリフォルニア州生まれ。カリフォルニア大学、ニューメキシコ大学で学ぶ。「Joyful Noise:Poems for Two Voises」(1989)でニューベリー賞、「Bull Run」(1993)でスコット・オデール賞を受賞

イバトゥリーン,バグラム[イバトゥリーン,バグラム][Ibatoulline,Bagram]
ロシア生まれ。モスクワの国立芸術研究所を卒業。絵画、グラフィック・アート、壁画や布のデザインなど幅広く手がける。この絵本は、18・19世紀のアメリカの民俗芸術家たちの作品に影響をうけて描いたという。現在、アメリカのニュージャージー州在住

藤本朝巳[フジモトトモミ]
1953年、熊本県生まれ。フェリス女学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

120
絵が素晴らしく、むかしの開拓時代のアメリカを思い出させるような感じです。3人の息子と父親が家畜をかっていたのですが、売らなければなくなり何もなくなって、息子たちはそれぞれに独立して出て行きます。まわりの木等をその飼っていた動物たちに似せて刈り込んだりして1人ぽっちの父親は気を紛らわせたりしていますが、息子たちが戻ってきて・・・・・・。いいはなしです。2018/06/27

♪みどりpiyopiyo♪

42
むかし、あるところに、ひとりの農夫がすんでいました。心の暖かい農夫と3人の息子は、いつも歌をうたいながら仕事に精を出していました。■アメリカ開拓時代の家族のお話を読みました。農業や牧畜を営み、動物をこよなく可愛がっている農夫でしたが、ある時 日照りがやってきて…。■どうなってしまうのか心配でしたが、芸は身を助くだけでなく、未来をも切り開くのですね☆ 随分と長い間苦労したけど、ああ、よかった (ღ′◡‵) (2003年)2018/06/16

クリママ

35
農夫と3人の息子。干ばつで全てを失い苦しい生活を強いられるものの、父親は生垣の手入れを思い立つ。息子たちは、父親に言われたようによくよく考えて仕事を選んだ。そんな息子たちからのプレゼントは… アメリカの開拓時代が舞台となるこの物語。いろいろな形に刈り込まれた生垣には、また日本とは違った意味と趣があるのだろう。絵もとても素敵。この頃の農夫は、白いシャツに黒のズボンとチョッキ、そしてタイを合わせていたのかな。2018/09/30

鴨ミール

29
心が暖かくなる絵本。訳者の解説も、このお話の背景をわかりやすくしてくれています。お父さん(農夫)の表情や風景が、とても良く描かれているので絵も楽しめます。本文だけなら12分半。解説まで読むと14分。高学年向き。☆解説から「つらい生活のただ中で、〈夢を持つ〉ということがどんなに大切なことなのか、また夢を実現できたら、その感謝のしるしとして人は何をなすべきかなど、この物語は素朴に教えてくれます。」2018/06/28

小夜風

29
【図書館】イバトゥーリンの絵目当て。今まで見てきた絵本とは絵柄が全く違っていて驚きましたが、可愛らしくてとっても素敵です♪「マッチ箱日記」のコンビとのこと。こちらもアメリカへ移住してきた人たちのお話でした。厳しい現実と夢みたいなファンタジーが融合したみたいな感じで良いお話でした♪追記:こちらの絵本では「イバトゥリーン」となっています。「イバトゥーリン」「イバトゥリーン」「イバトーリーン」…統一されないのか…(苦笑)。2014/08/06

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