聖書の日本語―翻訳の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 265,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000236645
  • NDC分類 193.09
  • Cコード C0016

内容説明

神、聖霊、天国、洗礼(浸礼)、愛…。日本語という池に落とされた聖書の言葉。そこに広がった波紋を、試行と迷走の翻訳過程に読む。中国語訳から明治元訳へ、そして大正改訳から新共同訳まで、聖書の翻訳が、そのつどどのような意味で文化的な事件であったのかを、具体的に描き出す。中国経由のキリスト教という、軽視しえない一面をはじめ、数々の発見を含む、聖書翻訳物語。

目次

第1章 聖書の日本語訳事始め
第2章 聖書の中国語訳
第3章 中国のキリスト教書と日本語訳聖書
第4章 ヘボン訳と明治元訳の成立
第5章 改訳への痛み―「大正改訳」成立史
第6章 口語訳から共同訳へ
第7章 日本語と聖書語
むすび 中国経由のキリスト教という一面
付章 聖書と日本人

著者等紹介

鈴木範久[スズキノリヒサ]
1935年生まれ。専攻、日本宗教史。立教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

2
漢訳聖書から始めて聖書和訳の歴史を追いながら、本来日本語になかった「聖書語」が如何に日常的な日本語になっていったかを追う。著者はその中で代表的な「聖書語」を30語ほど選んで分析してゆくが、聖書の言葉が明治以来の翻訳を通して日本語化し、聖書の翻訳が近代日本語を形成していったことが分かって中々興味深い。2011/03/08

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