出版社内容情報
2011年3月,「アラブの春」がシリアに波及し,人々は「民主化」を求めて立ち上がった.しかし,諸外国の思惑も絡み,今日のシリア情勢はその枠組みだけでは捉えられなくなっている.「独裁体制」アサド政権はなぜ存続し,「民主化」運動はなぜ頓挫しつつあるのか.「内戦化」するシリアの現状を,現代史と政治構造から読み解く.
内容説明
2011年3月、「アラブの春」がシリアに波及し、人々は「民主化」を求めて立ち上がった。しかし、諸外国の思惑も絡み、今日のシリア情勢は「民主化」論だけでは捉えられなくなっている。「独裁体制」アサド政権はなぜしぶとく生き延び、「民主化」運動はなぜ挫折しつつあるのか。シリア混迷の実態を、現代史と政治構造から読み解く。
目次
第1章 バッシャール・アサド政権は「独裁体制」か?
第2章 東アラブ地域の覇者
第3章 反体制勢力の「モザイク」
第4章 「アラブの春」の波及
第5章 「革命」の変容
終章 弾圧と「革命」に疎外される市民
著者等紹介
青山弘之[アオヤマヒロユキ]
1968年生まれ。東京外国語大学総合国際学研究院国際社会部門准教授。専攻は、現代アラブ政治、思想、歴史。東京外国語大学アラビア語学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。パリ大学付属在ダマスカス・フランス・アラブ研究所(現フランス中東研究所(IFPO))研究アラビア語修得課程修了。同研究所共同研究員、アジア経済研究所地域研究センター中東研究グループ研究員等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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