Googleとの闘い―文化の多様性を守るために

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  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000226172
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0004

出版社内容情報

いまやグーグルという強力な検索エンジンによって、われわれの言語や文化が一元化されるのではないか。情報の一極支配に警鐘を鳴らし、その問題を浮き彫りにしながら、文化の多様性を守るための独自の戦略を提唱する。

内容説明

いま世界を衝撃がめぐった。グーグルが1500万冊の書籍をデジタル化するというのだ。強力な検索エンジンによって、われわれの言語や文化が一元化されるのではないか。こうした情報の一極支配に警鐘を鳴らし、その問題を浮き彫りにしながら、文化の多様性を守るための独自の戦略を提唱する問題の書。

目次

第1章 目を見張る進歩
第2章 市場というリスク
第3章 ハイパーパワー
第4章 困難な問題
第5章 独自の検索エンジン
第6章 知識の体系化
第7章 文化と産業
結論 新たな方法の模索

著者等紹介

ジャンヌネー,ジャン‐ノエル[ジャンヌネー,ジャンノエル][Jeanneney,Jean‐No¨el]
1942年グルノーブル生まれ。シンクタンクのユーロパルトネール所長。パリ高等師範学校を卒業し、1979年からパリ政治学院(Science‐po)教授。1982年から1986年ラジオフランスの会長。1991年から1993年通商省そしてコミュニケーション省政務次官を歴任。2002年から2007年春までフランス国立図書館長

佐々木勉[ササキツトム]
北海道生まれ。慶応大学商学研究科博士課程修了。郵政研究所研究官、慶応大学総合政策学部講師、文部省教科書調査官、群馬大学社会情報学部助教授、郵政総合研究所客員研究員などを経て、情報通信総合研究所客員研究員、在フランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kuu

2
検索エンジンが使えなくなったら、路頭に迷うであろう。今やなくてはならないこの巨人には、操られているのだなぁ〜。その実体は、検索の時に表示される広告なのだ。書籍のデジタル化は、必要とは思うが、Googleのそれはどうかな?色々な面で参考になった。2013/08/02

Translater#6

1
Googleが2004年に表明した書籍のデジタル化に対し、ヨーロッパにおける抵抗運動の旗振り役として活躍したフランス国立図書館の館長の手記。自国の文化と多様性を守り抜く気概、さすがはフランス。自国のマクドナルドで使用されるパンだかチーズだかをアメリカ産にすることに抵抗運動があったかと記憶しています。ほぼ盲目的にアメリカ追従し、かの国から流れて来る情報を疑問すら持たずに受け入れているように見える我が国を思う。2018/03/31

mittsko

1
流行の情報社会論では、どうもグーグル批判のベクトルが弱い そのことを確認できる本 単なる文化特集主義、欧州中心主義の本ではない 必読と思う2010/06/08

りつか

1
Gmailとかカレンダーでぐーぐるさんのお世話になりっぱなしですが、たしかにぐーぐるさんのやってること・やろうとしてることって「グローバリゼーション」のもたらす弊害の一つの形ではあるんだろうなぁ、と思った。読んでる途中の感想→http://d.hatena.ne.jp/ritsuca_ms/20100603/1275568861【技大】2010/06/04

た。

1
Googleの書籍検索、検索エンジンに対しての多様性喪失の警告書。2009/11/12

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