岩波ブックレット
狂牛病と人間

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  • サイズ A5判/ページ数 54p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000092579
  • NDC分類 645.36
  • Cコード C0336

出版社内容情報

狂牛病(牛海綿状脳症BSE)の起源,病原体の本体,人への感染の危険性などは,どこまで科学的に解明されているのか.現在とられている感染防止対策の根拠はどのようなものか.市民の不安と疑問にわかりやすく答える.

目次

日本でも狂牛病(BSE)が発生
イギリスで始まった狂牛病騒ぎ
プリオン病
BSEと人への感染
診断
今後の対策はどうあるべきか

著者等紹介

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年生まれ。北里研究所、国立予防衛生研究所を経て、1979年東京大学医科学研究所教授。現在、日本生物科学研究所理事・主任研究員、東京大学名誉教授。専門はウイルス学
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

5
牛の飼料として骨肉紛が用いられた(牛乳は商品になるので、子牛の離乳を早めるという面もあるそうな)。生き物が同種の動物を食べるのは「共食い」であり、感染リスクが高まる。ヒトの麻疹やマールブルグ病(エイズもか?)はサルの病気に由来する▲農林水産省の家畜伝染病予防法は生産者保護の意味合いが強く、牛に健康被害がないO-157は同法で扱われない。O-157は食肉を通してヒトが発病してからやっと厚生労働省の屠畜場法と食品衛生法で対策となる。2002年刊行の本だから、いまはある程度改善してるのかな。2020/06/18

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