数学者的思考トレーニング 代数編

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000055352
  • NDC分類 411
  • Cコード C3041

出版社内容情報

数学は、わからない問題を自ら考えぬいて解くことで初めて確かな理解を得られる。高校のときに慣れ親しんだ大学入試問題や、わかりやすい例題を通じて、ベクトルからガロア理論まで、大学で身に付けるべき代数の基礎概念を見通し良く解説する。

内容説明

高校時代は数学が得意だった。しかし大学に入ったらまったく理解できなくなった。このような体験談をしばしば聞く。数学はわからない問題を自ら手を動かし考えぬいて初めて確かな理解を得ることができる。高校時代に慣れ親しんだ大学入試問題にも代数の重要な概念を背景にもつものがある。これらの問題や章末に付された演習問題を通じて、環、体やベクトル空間からガロア理論まで大学で身に付けるべき代数の基礎概念を見通し良く解説。数学の考え方の自由さを伝える。

目次

1 二つの予想―リーマンのゼータ関数をめぐる話題
2 絶対値の概念の拡張―ある入試問題の背景(1)
3 絶対値と「距離」―ある入試問題の背景(2)
4 環と体
5 ベクトル空間
6 ベクトルの一次独立と一次従属
7 体の拡大
8 拡大体の実例
9 多項式環と体の拡大
10 拡大体の構成
11 ガロアの夢

著者等紹介

上野健爾[ウエノケンジ]
1945年生まれ。1968年東京大学理学部数学科卒業。現在、四日市大学関孝和研究所所長。京都大学名誉教授。専門は複素多様体論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MrO

1
ガロア理論の入り口までの記述。誰が読むのだろうという気がしないことはないが、丁寧な本である。普通の数学の本であれば、同じ内容を半分以下のページですっとばしてしまうだろう。昔の高校生は、賢いというより、大人だったという感じがする。2014/06/08

MrO

1
1969年の大学への数学の連載記事をもとにしているらしいが、何というレベルの高さ。数学者的ってどんな意味が込められているんだろう。2012/03/26

wang

0
これは失敗でした。2011/12/22

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