内容説明
本書は、アインシュタインの「特殊相対性理論」を、数式を使わずに、「時空図」と呼ばれるグラフの「お絵描き」だけで、理論の本質が「見える」ように解説しようという試みです。第1部では、「特殊相対性理論」は何のためにつくられ、何を主張しているのか、また、なぜ「特殊相対性理論」でなければならないのか、といったことについて解説します。第2部は練習問題集です。第3部で、有名な、E=mc2という数式について解説します。
目次
第1部 運動学:数式をまったく使わない相対論(相対性理論の世界へようこそ;運動学の基礎;ガリレイ相対性 ほか)
第2部 練習問題(定性的問題;定量的問題―速度の足し算)
第3部 力学:数式を少し使う相対論(世界一有名な式;問題提起;ニュートン力学 ほか)
著者等紹介
竹内建[タケウチタツ]
1960年生まれ。1983年東京大学理学部物理学科卒業。1985年東京大学理学部物理学科修士課程修了。1989年米国イエール大学、Ph.D.取得。スタンフォード線型加速器センター、フェルミ国立加速器研究所、ヨーロッパ素粒子物理学研究所(CERN)での研究員を経て、1997年よりヴァージニア工科大学助教授。同大学準教授。専門は、理論素粒子物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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