出版社内容情報
映画「戦場にかける橋」で知られる泰緬鉄道建設のため,第2次大戦中に日本軍は40万を越す労務者・捕虜を突貫工事にかりたてた.死者は12万にのぼるという.陸軍通訳だった筆者が鎮魂の思いをこめてその惨状を証言.
目次
プロローグ―陸軍通訳を志願
凄惨な捕虜収容所―カンチャナブリー憲兵分隊
ジャングルに眠る捕虜たちの墓―連合軍捕虜基地捜索隊同行記
ふたたび墓地を訪れる―カンチャナブリー連合軍戦争墓地参拝
元捕虜たちとの再会―クワイ河「戦場にかける橋」をともに渡る
“ロームシャ”をたずねて―東南アジア人残留労務者捜索
平和への祈り―クワイ河平和寺院建立
エピローグ―戦争の悲惨さを明らかに