目次
高電界工学の背景
静電界の基本式
静電界の分類
静電界の計算法
気体誘電体の電気伝導と絶縁破壊
液体誘電体の電気伝導と絶縁破壊
固体誘電体の電気伝導と絶縁破壊
複合誘電体の部分放電と絶縁破壊
高電圧の発生と測定
電力用機器・送配電系統における高電界現象
電子デバイス・電子機器における高電界現象
著者等紹介
工藤勝利[クドウカツトシ]
1974年明治大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。明治大学工学部専任講師。1977年明治大学工学部助教授。1982年明治大学工学部教授。現在、明治大学理工学部教授。IEEE、電気学会、応用物理学会、高分子学会などの会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
11
再読。電気・電子部品をなるべく壊さないために、あるいは壊れた原因を分析するためにはこういった学問も必要だと、最近になってようやくわかってきた。2024/02/17
オザマチ
10
高電界現象とそれに関連する機器・デバイスをテーマとした本。前半は、電磁気学の本では扱われない不平等電界や絶縁破壊などの現象の解説が中心です。後半は、電力機器の変圧器やケーブルから電子機器のMOSFETやツェナーダイオードまで、「高電界」をキーワードに実用機器の動作と破壊が起きないための工夫の数々を幅広く解説してくれます。電圧でなく電界なので、マクロからミクロまで同じ視点から見れるというのは特徴的です。定性的な説明が上手く図も多いので、電磁気学を学んでいれば理解しやすいと思います。演習問題・回答付き。2015/04/26