出版社内容情報
《内容》 先ずは統計学の概略がわかり、さまざまな統計手法を用いた臨床研究論文を鵜呑みにすることなく批判的に読める素地を養い、作り上げることを目指した指南書。全体を読み通すことが肝要であるとして、興味が持続できる程度にボリュームを抑え、専門用語や数式もできるだけ排除するなど、楽しく学び通せる工夫が随所に施されている。一冊目の入門書として最適。
《目次》
Part 1 変数と記述統計学
1 名前と数字:変数の型
C.R.A.P. DETECTORS
2 データの記述
度数と分布
中央の測定:平均値,中央値,最頻値
変動の測定:範囲,パーセンタイル(百分位数),そして標準偏差
正規分布
標準得点
Part 2 パラメトリック統計学
3 統計的推測
標本と母集団
標準誤差
中心極限定理
1標本における平均値に関する推測
第1種の過誤と第2種の過誤,αレベルとβレベル,そしてその他の統計的エチケット
信頼区間
パラメトリック統計とノンパラメトリック統計
標本の大きさの計算
統計的有意性と医学的有意性
C.R.A.P.DETECTORS
4 2つの標本平均の比較:t検定
対応があるt検定
2群の事前-事後テストのデザイン
C.R.A.P. DETECTORS
5 多群の平均間の比較:分散分析
要因分散分析(層別因子を取り入れた分散分析
繰り返し測定に対する分散分析
C.R.A.P. DETECTORS
6 間隔変数と比変数の間の関係:線形回帰と重回帰分析
単回帰分析における有意性検定と関連性の強さ
独立変数が2つ以上の場合:重回帰分析
C.R.A.P. DETECTORS
7 共分散分析
C.R.A.P. DETECTORS
8 直線回帰の拡張:ロジスティック回帰,一般線形モデル,階層型線形モデル
ロジスティック回帰
一般線形モデル
階層型線形モデル
C.R.A.P.DETECTORS
9 時系列分析
C.R.A.P. DETECTORS
Part 3 ノンパラメトリック統計学
10 ノンパラメトリック検定
名義データの場合の検定
順序変数の場合のノンパラメトリック検定
対応がある標本の場合の順序データの検定
まとめ
C.R.A.P. DETECTORS
11 ノンパラメトリック統計学における関連性の指標
名義データの場合の関連性の指標
順序のある変数の場合の関連係数
効果の大きさの測定
重み付きカッパ(κ)係数
C.R.A.P. DETECTORS
12 高度なノンパラメトリックの手法
マンテル-ヘンツェルカイ2乗
生命表(あるいは生存)分析
対数線形分析
C.R.A.P. DETECTOR
Part 4 多変量統計学
13 多変量統計学のための予備知識
「多変量」とはどういう意味でしょうか?
14 多変量分散分析
3群以上の場合
C.R.A.P. DETECTORS
15 判別分析
C.R.A.P. DETECTORS
16 探索的な因子分析
変数間の相関関係
因子とは何でしょうか?
因子の抽出
因子数の決定
因子負荷量
因子の回転
直交回転
因子分析の応用
C.R.A.P. DETECTORS
17 パス解析と構造方程式モデル
パス解析
構造方程式モデル
まとめ:いくつかの注意
C.R.A.P.DETECTORS
18 クラスター分析
データを分類する方法
C.R.A.P. DETECTORS
19 正準相関分析
正準変量と変数
偏相関
冗長度
統計的有意性
C.R.A.P.DETECTORS
20 グラフ化と欠損値のあるデータ処理
グラフ化graphing
欠損値の取り扱い
21 研究計画
研究計画の型
研究方法と統計
目次
1 変数と記述統計学(名前と数字:変数の型;データの記述)
2 パラメトリック統計学(統計的推測;2つの標本平均の比較:t検定 ほか)
3 ノンパラメトリック統計学(ノンパラメトリック検定;ノンパラメトリック統計学における関連性の指標 ほか)
4 多変量統計学(多変量統計学のための予備知識;多変量分散分析 ほか)
著者等紹介
中野正孝[ナカノマサタカ]
三重大学医学部看護学科地域看護学講座教授
本多正幸[ホンダマサユキ]
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授
宮崎有紀子[ミヤザキユキコ]
上武大学看護学部教授
野尻雅美[ノジリマサミ]
桜美林大学大学院国際学研究科老年学専攻教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。