内容説明
現在、日本にはうつ病患者とその予備軍が200万人いると言われています。本書では、激務とストレスのなかでうつ病にかかった著者が、その発症から闘病、回復のプロセスを、医師のアドバイスを交えながら公開。ひと口にうつ病と言っても、原因や症状、治療法、治癒にかかる期間などは人それぞれですが、その人の「こころ」が大きく関わっているという点は共通しています。したがって、本書では性格やものの考え方を中心に、予防策や回復のポイント、再発防止策を提案します。ある日突然、つまずき、転んでしまったあなたが、再び立ち上がって歩いていくのを助ける「杖」となる本です。
目次
第1章 うつ病の前兆―忍び寄る足音
第2章 うつ病の進行―止まらない悪循環
第3章 治療の長期化の分かれ目
第4章 苦しみの正体を探れ
第5章 うつ病にはこう対処しよう
第6章 うつ病が治るまで
第7章 闘病生活を振り返って
著者等紹介
井口英治[イノクチエイジ]
昭和23年生まれ。昭和46年に運輸省(現国土交通省)に入り、航空交通管制部や空港に勤務。平成6年から2年間にわたり、国際空港近代化の専門家としてネパールに派遣される。帰国後、航空事故調査官、その後次世代航空保安システムを担当する。入省23年目にうつ病を発症し、以後5年間の闘病ののちに回復。現在、国土交通技官として北九州空港事務所に勤務
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