内容説明
人間の関係性とは何か。それは、ある環境下で共同体なしに生きることができない人間存在の諸現象を、歴史的、社会的に考えることであり、同時に、自然や食、遊びといった、日常の根源的な営みが織りなす意味のありようを問うことである。
目次
第1部 人間関係の基礎となる「信頼」(機能的分化社会における信頼という課題;信頼を育む場;対人葛藤における社会化―自己創出を支える)
第2部 歴史的身体知による人間の関係(人間関係の根本にあるもの;関係が育つ集団教育の場)
著者等紹介
友定啓子[トモサダケイコ]
お茶の水女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了。山口大学教育学部教授を経て、同大学名誉教授。元教育学部附属幼稚園園長。専門領域等:幼児教育学。所属学会:日本保育学会、日本家政学会児童学部会。主な著書に『幼児の笑いと発達』(単著、勁草書房、1993、日本保育学会保育学文献賞受賞)など
青木久子[アオキヒサコ]
青山学院大学大学院修士課程修了。国家公務員から東京都公立幼稚園教諭、東京都教育庁指導部・都立教育研究所指導主事、同統括指導主事、国立音楽大学教授兼同附属幼稚園長等を歴任。現在、青木幼児教育研究所主宰、実践研究・研修支援、執筆等を中心に活動している。専門領域等:幼児教育学、教育実践研究、発達臨床心理士。所属学会:日本保育学会、日本教育学会、日本発達心理学会、日本臨床発達心理士会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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