内容説明
長編人情噺『解けやらぬ下関水』や、芝居噺『自来也』など、平成の今日、実際に高座で演じられることが稀なネタを集めた、上方落語集の第三弾。ネタの解説や考察は、今後の落語研究の参考にもなり、研究書としての一面も併せ持つ。
目次
吉野狐
おたおたの太助
左甚五郎猫餅
うんつく酒
湯文字誉め
貝野村
浄瑠璃乞食
盆唄
五人裁き
走り餅
綱七
自来也
鍬盗人
解けやらぬ下関水
著者等紹介
桂文我[カツラブンガ]
本名・大東幸浩。昭和35年、三重県松阪市生まれ。昭和54年、二代目桂枝雀に入門。平成7年、四代目桂文我を襲名。現在、全国各地に「桂文我の会」を持ち、年間約300回の高座をつとめる。埋もれた落語の復活や、東京落語からの移入、そして、子どもにもわかる落語の普及にも力をいれる。国立演芸場花形演芸大賞、咲くやこの花賞などを受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。