内容説明
好評を博した『身体の歴史』(全3巻)の第2弾!男らしさは死滅していない!男らしさの歴史は男性の歴史ではない。欧米の第一線の歴史家が、さまざまな角度から、この100年余の「男らしさ」を究明した問題作。
目次
第1部 男性支配の起源、変容、瓦解(男らしさの人類学―無力にたいする恐怖;医学と向かいあう男らしさ ほか)
第2部 男らしさの製造所(ひとは男らしく生まれるのではない、男らしくなるのだ;描かれた男らしさと青少年文学 ほか)
第3部 模範、モデル、反モデル(ファシズムの男らしさ;労働者の男らしさ ほか)
第4部 イマージュ、ミラージュ、ファンタスム(露出―裸にされた男らしさ;映写―スクリーンにおける男らしさ ほか)
著者等紹介
クルティーヌ,ジャン=ジャック[クルティーヌ,ジャンジャック] [Courtine,Jean‐Jacques]
1946年アルジェ(アルジェリア)生。15年間アメリカ合衆国で、とりわけカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で教える。パリ第3大学文化人類学教授を経て名誉教授。言語学・スピーチ分析、身体の歴史人類学
コルバン,アラン[コルバン,アラン] [Corbin,Alain]
1936年フランス・オルヌ県生。カーン大学卒業後、歴史の教授資格取得(1959年)。リセで教えた後、フランソワ・ラブレー大学教授として現代史を担当(1972‐1986)。1987年よりパリ第1大学教授
ヴィガレロ,ジョルジュ[ヴィガレロ,ジョルジュ] [Vigarello,Georges]
1941年モナコ生。パリ第5大学教授、社会科学高等研究院局長
岑村傑[ミネムラスグル]
1967年長野県生。パリ第4大学文学博士。慶應義塾大学文学部教授。19世紀後半から20世紀前半のフランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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