内容説明
カリキュラム上の位置づけとしては、建築関係学科で最初に学ぶ構造系科目の教材として利用できるものとする。そのため、親しみやすい印象を与えるようにプレゼンテーションなどを工夫した。したがって、内容や表現を学習者が構造力学や建築構法の予備知識を必要としないものである。実験の数を1学期の間に行える程度とし、一つの教科目の教材として採用しやすくした。構造力学入門というよりは、建築構造入門というようなものである。
目次
第1編 とにかく体験してみよう(力を(身体で)感じよう
かたちをつくって試してみよう)
第2編 力の性質とその効果(力と種類とその効果;力の釣合い―建物を安全に保つために;建物に作用する力とその挙動 ほか)
第3編 形から学んでみよう(糸を垂らしてみよう―ケーブル構造のしくみ;ものを積み上げてみよう―アーチ構造の仕組み;引張り・圧縮だけで作ってみよう―トラス構造の仕組み ほか)