わが家は自閉率40%―アスペルガー症候群親子は転んでもただでは起きぬ

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784805829035
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C0036

内容説明

長男あーるは計算男で神さまでだじゃれ王!?個性をいかして今日も楽しく学校に通うあーるはアスペルガー症候群。同じくアスペルガー症候群のお母さんが長男の成長をつづった育児エッセイ。山あり谷ありな日常。家庭・教室でのヒントがいっぱい。

目次

誕生
深夜ドライブ
不思議ちゃん
アスペ君の幼稚園選び
予定魔人
さよなら信号
そういう決まりなの
美しい誤解
アスペ君、歯医者に行く
手のかからない1年生
入学式
スクールバトル
計算男と神さま
モテ男、ふられる
ぼくは、信じる。
アスペ君ときょうだい
作文。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうせいパパ

26
5人家族中、本人(母親)と長男がアスペルガー症候群である家族の話。アスペルガー症候群とは自閉症の一種。この母親の体験から、いわゆる「普通」の子との違いが理解できる。困難に遭っても前向きな姿勢が大事なのだ。2015/05/05

ミナコ@灯れ松明の火

19
傍から見れば「とても重い」障害ではない、のだと思う。けれど、当事者にとっては客観的に重いか軽いかなんてことはきっと関係ない。例え他人から見たら小さな葛藤であっても、それが全てなんだろうと思う。こんなに大変なんだから健常者はもっと考えろ!と訴えるでもなく、お涙ちょうだいの感動話でもなく、失礼かもしれないけれど読んでいてとても心地よかった。愛があるなあ~。知識も確かに必要だとは思うけれど、教育に携わるすべての人と、すべての親たちに読んでもらいたい!と強く思う。2012/02/01

Natsuko

11
5人家族のうち二人がアスペルガー症候群。母が記した奮闘記。自閉症についての書籍は、本人が著した東田直樹さん作品がほとんどであり、文学的で抽象的な表現だったが、これは直球。アスペルガーのR君の日々やこだわり、困ること、学校や先生やドクターや他のママたちに対する想いや不満がまさにぶちまけられている感じ。でも、だからこそ、本当の気持ち…歯がゆさや悔しさや面白さや喜びが伝わった。知識を蓄えることは必要だが、それで自閉症の本人を分かったつもりになってはいけない。R君がその後どうしているか知りたい。2019/03/26

カイエ

9
5人家族のうち、母(著者)と長男(R)がアスペルガー。著者とRは、Rが3歳のときにほぼ同時に診断を受けたという。著者が「人間はおおむね敵だ」と思っているのに対し、Rは「周囲の人間はおおむね仲間だ」と感じているらしい。その違いは幼少期に築いた土台ではないかとのこと。適切な知識とサポートの有無が子どもの人生を左右する。2021/02/14

小鈴

4
千手さんの文章が味わいあってよい。苦労話という感じではなく、子育てエッセイのため独特の文体で読むとはまる。子どもをよくみてますね(あたりまえか)。Rちゃんの行為や母親の気持ちになるほどなぁと思う。エピローグは泣けた。イラストもかわいいです。2009/03/17

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