宝島社新書
沖縄を蝕む「補助金中毒」の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800267665
  • NDC分類 332.199
  • Cコード C0236

出版社内容情報

沖縄振興予算の甘みを吸う県内の4K(公務員、観光、建設業、基地)問題、感情論に隠された基地移転問題の深層、知られざる県内の経済格差、基地をめぐる統計のカラクリ……。沖縄県出身で戦後の沖縄の歴史を見てきた著者が、基地問題に隠された利権構造と沖縄県の甘えを厳しく糾弾します。国からの補助金に頼らない“真の沖縄自立”を目指し、問題のあぶり出しだけでなく、沖縄が目指すべき経済モデルまで提言する革新的な一冊です。

内容説明

沖縄には米軍基地に対する「迷惑料」として、これまで約10兆円にのぼる公的資金が投入されている。しかし、未来を担う子どもの進学率や学力水準、県民所得、完全失業率は全国ワースト。また、国による補助金なしでは成立し得ない産業構造が広がっており、沖縄をとりまく状況は依然として変わっていない。「オール沖縄」や「沖縄21世紀ビジョン」「新基地建設反対」といった甘美な言葉で県民を惑わし続ける翁長知事や公務員、建設業者といった利権集団の罪は深い。沖縄を支えている基地経済の実態と利権集団のウソを沖縄に生まれ育った著者が糾弾する。沖縄の構造的な問題を炙り出し、沖縄が進むべき真の自立への道を提言する。

目次

第1章 なぜ沖縄から基地がなくならないのか?
第2章 「普天間基地問題」の裏事情
第3章 米軍は本当に悪なのか?
第4章 翁長vs仲井眞に見る沖縄の病
第5章 沖縄の歴史と県民の現実気質
第6章 補助金中毒に陥る沖縄経済
第7章 補助金中毒からの脱出

著者等紹介

山城幸松[ヤマシロコウマツ]
1947年、沖縄県那覇市生まれ。(社)琉球島嶼文化協会代表理事。琉球政府(現沖縄県)立小禄高校卒業、明治大学政治経済学部中退。沖縄の民俗、近代史について研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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